不審者がいたらどうすれば…?海保とフェリー会社が訓練
鹿児島放送
フェリーの中で不審者がいた場合、どう対応すればいいのか。 その訓練が鹿児島市でありました。 鹿児島海上保安部と奄美航路を運航するマリックスラインが行ったもので、フェリーの乗組員など35人が参加。 講師は警備事案対応のプロ、鹿児島海保・巡視船こしきの乗組員が務めます。 (山崎 記者) 「フェリーのレストランの中で不審者に出くわした場合どう対応するか、さすまたを使って体験します。結構力が必要ですね」 不審者に胸ぐらなどをつかまれた時の離脱方法やさすまたを使用した不審者への対処法を学びました。 さすまたを使用する時は相手の脇にかけて下から上に隙間ができないよう押さえることがポイントだということです。 (参加者) 「初めてさすまたを使った。思っていたよりも重くて難しかった。(訓練がなかったら)実際起こった時にできないので、きょうできて良かった」 (鹿児島海上保安部 警備救難課 半沢優 課長) 「(海上は)すぐ助けを呼べないので、自衛の手段をどう確保していくかが非常に重要。地域の皆様、機関の皆様と連携協力をして備えていきたい」