鏡優翔選手(山形市出身)県民栄誉賞を受賞
今夏のパリ五輪レスリング女子76キロ級で優勝した鏡優翔(ゆうか)選手(23)=サントリー・山形市出身=への県民栄誉賞の贈呈式が24日、山形市の文翔館で行われ、県出身者として68年ぶりに達成した五輪金メダル獲得の栄誉をたたえた。 吉村美栄子知事から表彰状を受けた鏡選手は「自分が育った地元でありがたい賞をいただくことができ、温かい気持ちになった。県民の応援があってこそのこの結果(金メダル獲得)で、皆さんに『本当にありがとうございます』と伝えたい」と喜びを語った。受賞は9人目。 鏡選手は6歳まで山形で過ごし、移り住んだ宇都宮市で競技を始めた。全国高校総体を3連覇し、2018年の夏季ユース五輪で銅メダルを獲得。世界選手権で22年に銅メダル、23年に金メダルを手にした。五輪初出場のパリ大会では決勝で米国選手を下し、日本女子で初めて最重量級の頂点に立った。 本県出身者の金メダル獲得は、メルボルン大会(1956年)レスリング男子フリースタイルフェザー級の笹原正三さん(山形市出身)以来、68年ぶり。