関西各地に強風、大雨被害 台風7号、和歌山で男性重体
和歌山県に上陸した台風7号の影響で14、15日にかけて、関西各地で強風や大雨による被害が相次いだ。 【地図】台風7号の予想進路(15日9時現在)
和歌山市消防局によると15日朝、和歌山市内で60代男性、50代女性、80代女性の計3人がけがをした。男性は建物の外壁に挟まれ、意識不明の重体。女性2人はそれぞれ転倒し、意識はあるという。 大阪府や地元消防によると、15日までに男女6人がけがをした。15日朝、堺市中区で建物のひさしが風にあおられて落下し、挟まれた70代女性がけがをした。近隣住民が倒れている女性を発見し119番。病院に搬送され、意識はあるが歩けない状態だという。 豊中市では風にあおられた70代女性が転倒し、太ももを骨折した疑いがある。箕面市と茨木市でも風で転倒するなどした20~80代の男女4人がけがを負った。 奈良市大宮町では建物の解体工事現場の足場が崩れた。奈良県警によると、強風にあおられたとみられる。けが人はいなかった。 京都府では14日夜、舞鶴市久田美を流れる久田美川の水位が上昇し、住宅1軒が床上浸水した。