ムバッペ、ヴィニシウスの連携はまだ噛み合わない レアルの目玉新戦力ムバッペの不発に早くも不安の声が
まだ豪華な前線は機能していない
29日にラ・リーガ第3節でラス・パルマスと対戦したレアル・マドリードは、25本のシュートを浴びせながら1-1のドローで終えてしまった。まだ序盤とはいえ、格下相手に勝ち点を取りこぼすのは痛い。 ラス・パルマス戦では25本のシュートを浴びせたが、強引な形でシュートに持ち込むシーンも多かった。低い位置でブロックを敷くラス・パルマスの守備を攻略できず、相手の守備を崩し切ってのシュートはほとんどなかったと言っていい。 問題は今夏最大の目玉新戦力であるFWキリアン・ムバッペだ。このゲームでもムバッペは先発に入っており、ヴィニシウス・ジュニオール、ブラヒム・ディアスと前線を形成した。 しかし、連携がまだ噛み合わない。時間と共に連携が深まれば良いが、現時点では機能していない。ムバッペは前線中央にも入れる選手だが、純粋なセンターフォワードというわけではない。左に流れてのプレイが得意だが、そこでややヴィニシウスと被るところがある。ヴィニシウスとムバッペの連携はまだギクシャクしているか。 昨季のレアルはジュード・ベリンガムの加入に合わせて[4-3-1-2]のシステムも採用していたが、今季はオーソドックスな[4-3-3]が一般的となっている。ムバッペを活かすうえではこれが最善との判断なのだろうが、ここまでムバッペは3試合で得点がない。 指揮官カルロ・アンチェロッティもこの結果から色々と考えを巡らせていることだろうが、最適解は見つかるか。
構成/ザ・ワールド編集部