ノーシードのダークホース本命?!翔凜がノーサインで大躍進を狙う!
同時に、打撃が武器となる選手は、「(バッティングに)集中して取り組んでもらった」と、それぞれがチームの勝利に貢献できるように、時間を有効活用して、春に備えた。 迎えた春、予選を突破して県大会に乗り込んだ翔凜だったが、初戦・市立千葉の前に敗戦。「いつもやらないようなミスもあったことで、焦りが生まれてしまった」と余裕がなくなり、2対6で敗れ去った。 こうした経験を踏まえて、冒頭で触れたように夏の大会をイメージして、イヤホンを片耳につけてプレー。夏の大会独特の緊張感のなかでも、余裕をもって動けるように準備をしている。 また練習終わりには校歌を歌い、全員で歓喜の輪を作る。「夏の大会では勝った後に校歌をうたうので、そのイメージを作るためにやっている」と小島が意図を説明するが、夏に向けて飯田主将はこんなこともしているという。
「良いイメージを作るのに、好プレーが出た時にやるポーズを作りました。流れを変えたり、勢いを作ったりできたらと思ってやるんですが、サーフィンのジェスチャーであるシャカサインをやっています。 たまたま見かけたので、興味を持って調べたら、『頑張れ』とか相手を鼓舞する意味があったので、みんなに話して、やるようになりました」 先日の抽選会の結果、翔凜の初戦は東葛飾に決まった。飯田主将は、「不安な状態で大会に入ればパフォーマンスにも影響が出るので、『あとはやるだけだ』というくらい練習して準備したい」と語ったうえで、夏への意気込みを話す。 「技術が格段に上がることは難しいと思いますが、試合で100%のパフォーマンスを発揮できるかどうかが大事です。なので、試合をイメージして練習するなどして、準備をしたいと思います」 来る夏へ、最善の準備を続ける翔凜。選手主体のノーサイン野球で、千葉を沸かせることが出来るか。ノーシードからの快進撃を期待したい。