【高校ラグビー】坂出第一 花園初勝利はお預けも、中田副将が意地のトライ
◇全国高校ラグビー大会1回戦 坂出第一7ー29近大和歌山(2024年12月28日 花園ラグビー場) 坂出第一の夢は実らなかった。93回大会での初出場から花園未勝利で4連敗中。ともに未勝利校同士の近大和歌山を相手に必勝を誓ったが、前半で相手に試合の主導権を渡し、勝利には届かなかった。 それでも最後まで諦めることはなかった。自慢の重量FWで敵陣に再三攻め込み、後半19分にはラインアウトからモール、そして右に展開し、CTB中田雅也副将(3年)が意地のトライを決めた。壮行会では「フィジカルで圧倒して、自分たちのやってきたことを全部出し切る」とあいさつした中田の思いが表れていた。 選手登録17人、リザーブは2人だけという布陣ながら、決してひるむことはなかった。WTB池田晶次朗(2年)も正確なキックでチームを前進させた。次につながる1敗にするだけだ。