鹿児島県有地・住吉町15番街区 「貸すのか、売るのか」委員会参考に判断へ 鹿児島県
鹿児島テレビ
塩田知事は鹿児島サンロイヤルホテルが移転先として要望している本港区エリアの県有地、住吉町15番街区について、事業者の公募に向けて設置された評価委員会での意見を参考に「貸すか、売るか」を決めていく方針を示しました。 鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは、鹿児島市と県、民間企業が出資して1973年に創業したホテルです。 多額の費用がかかることから耐震工事を断念。 現在の与次郎から、本港区エリアにある県有地の住吉町15番街区を借りたうえでの新築移転を希望しています。 これまでに県は住吉町15番街区について、ホテルや大規模な会議場、宴会場施設の建設を対象に事業者への公募を実施することにしていて、公募内容については1月9日に1回目の会合が開かれる、大学教授や公認会計士、県の担当者で組織する委員会で検討が進められる予定です。 6日の年頭会見で塩田知事は、土地を事業者に「貸すのか、売るのか」などこの委員会で意見を聞いて判断していく考えを示しました。 鹿児島県・塩田知事 「貸す場合、あるいは売る場合の(県としての)考え方は、(委員会に)検討材料としてしっかり示した上で、ご意見をいただいた上で、県議会での論議も踏まえて、最終的に県が決定する」 県によりますと、利活用の予定のない県有地は「売る」ことが基本で、「貸す」ことを前提とした事業者の提案公募が実現したのは、鹿児島市のドルフィンポートを2004年から16年間の定期借地とした1件だけということです。
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