【バスケW杯】ホーキンソン 日本代表を志した理由にイチローの存在 代表最長208cmの武器とは
バスケットボールワールドカップ2023の日本代表、ジョシュ・ホーキンソン選手。日本国籍取得のきっかけになった日本人アスリートの存在と、世界で戦う武器について伺いました。 【画像】ワールドカップに臨む、バスケ日本代表12人一覧
■きっかけは“イチロー”
アメリカ出身のホーキンソン選手は2017年から日本でプレーし、2023年2月に日本国籍を取得しました。 日本国籍取得のきっかけになったのは「イチロー」と話します。 ホーキンソン「イチローさんがいなかったら、日本のことを今ほど知らなかったと思うよ」 ホーキンソン選手の出身地であるシアトルでプレーしていたイチローさん。 これを見ていたホーキンソン選手は「試合に日本のファンがたくさん来て、イチローさんへのプラカードを持っていました。当時は読めなかったけどね笑」と振り返ります。
ホーキンソン「すごく応援しているんだろうなと、日本人が親切だなと感じました。だから日本に来ることを決めました」 そうして来日、日本国籍を取得したホーキンソン選手ですが、6月にはイチローさんと念願の対面を果たします。 「日本語で話しました。『ジョシュと申します』って。彼はビックリしていました。『え!日本語しゃべれるの!?』って」と、イチローさんとの初対面の一幕を笑顔で話すホーキンソン選手。来たる大一番に向けては「『頑張ってください!絶対見ます!』って言ってくれた」と振り返りました。
■武器は代表最長208センチから繰り出される“リバウンド”
そんなホーキンソン選手は、日本代表最長身の208センチを誇ります。 取材した小高茉緒アナウンサーが横に並ぶと、その差は歴然。
身長が高すぎて困ったことを聞くと、「飛行機に乗るとき、電車も」と体をかがめながら説明してくれました。
バスケではその身長が大きなアドバンテージになりますが、特に武器としているプレーが“リバウンド”。 ワールドカップ予選では、出場全試合で、チームトップのリバウンド数をマークしました。 リバウンドのコツについては「下半身の力を使って、当たられる前に自分が先に当たってリバウンドをとることが大事」と語り、体の強さで相手よりボールがとりやすい位置を確保することが重要だといいます。 17日のフランス戦でも、体重で15キロ重い相手に対し、体の強さを生かしたディフェンスからリバウンドで勝利。日本のファンを沸かせました。 ホーキンソン「当時イチローさんを応援していた人が、今は私を応援してくれています。イチローさんみたいに日本代表として頑張りたい」