Ｖ発進を決めた良血馬ミッキーマドンナ＝札幌競馬場

　２４、２５日の新潟、中京、札幌を舞台に２歳新馬戦が計８レース行われ、日曜札幌５Ｒでは１５年の２冠牝馬ミッキークイーンを母に持つミッキーマドンナが単勝１・５倍の圧倒的な支持に応えてＶ。スローで逃げた２着馬をゴール前できっちりとらえた。切れのあるフットワーク、センスの良さ、品のある馬体と、良血らしい才能が光り、コンビを組んだモレイラも「彼女はとてもプロフェッショナルです」と称賛した。 先週の新馬勝ち馬評価一覧 ミッキーマドンナ（牝、父エピファネイア、美浦・堀） 日曜札幌５Ｒ・芝１８００ｍ、モレイラ「彼女はとてもプロフェッショナルです。新馬戦でしたが、しっかりと走りました」（レース評価Ａ、将来性★★★★★） マイエレメント（牝、父エピファネイア、栗東・福永） 日曜新潟６Ｒ・芝１６００ｍ牝馬限定、横山武「いい素質がありますが、同時に課題もある馬で、そのあたりが良くなればさらに楽しみ。新馬としてはいい勝ち方ができたと思います」（Ａ、★★★★） クラウディアイ（牡、父サートゥルナーリア、栗東・橋口） 日曜中京５Ｒ・芝２０００ｍ、西村淳「馬は（既に）一回レースを走っているのかというくらい、競馬を分かっていました。僕はただ、またがっているだけでした」（Ｂ、★★★★） ゴーソーファー（牝、父キズナ、美浦・手塚） 日曜新潟５Ｒ・芝１８００ｍ、横山武「返し馬でいい背中と感じました。まだ芯の部分だったりパワーもこれから良くなると思います。スタートが良くて自然とハナに行けたし、最後に追いだしてから、もうひと踏ん張りしてくれた。根性がありますね」（Ｃ、★★★） モカラマーズ（牡、父アドマイヤマーズ、栗東・高柳大） 土曜新潟６Ｒ・ダート１２００ｍ、横山武「返し馬で口向きの難しさがありましたが、競馬では馬自身が我慢してくれました。直線で抜け出して目標がいなくなった時に遊ぶような余裕があったし、これからの馬だと思います」（Ｃ、★★★） グランジョルノ（牡、父ゴールドドリーム、美浦・高柳瑞） 土曜札幌５Ｒ・ダート１７００ｍ、ルメール「リズムが良くなってからはポジション良く、加速してくれた。楽勝だったので物見をしていたけど、能力がありそう」（Ｃ、★★★） マピュース（牝、父マインドユアビスケッツ、美浦・和田勇） 土曜新潟５Ｒ・芝１６００ｍ、田辺「調教ではセンスのいい走りを見せていたけど、適性が分からなかった。ダート血統でも軽い走りをするので、ここでどんな走りをしてくれるかと思っていたけど、思っていた以上に直線の反応が良かったし、ゲートを出なかったことを踏まえると短距離を使わなくて良かった。芝の方が選択肢が増えるし、ここを勝てたことは大きいですね。まだこれからの馬です」（Ｃ、★★） ショウナンラフィネ（牝、父オルフェーヴル、栗東・高野） 土曜中京５Ｒ・芝１６００ｍ、鮫島駿「高野師からオルフェーヴル産駒ということもあって要所要所に注意をしてほしいという話でしたが、パドックから下馬するまで優等生でした。テンションの上がり下がりもなく、いいメンタル。まだ体が小さくて成長待ちですが、そのなかでも機動力があって、いいレースをしてくれました」（Ｃ、★★） （レース評価は馬サブロースタッフによるＳ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの５段階。将来性評価は★５が最高）