赤く染まり始めた葉に降り積もる雪。 周りにある緑や黄色の葉と相まって幻想的な雪景色が広がっています。 ここは青森県の観光名所、弘前公園。 今シーズン最強の寒気の影響で18日から雪が降り、弘前公園は一面、真っ白に雪化粧。 赤く染まった葉に雪が積もり、紅葉と雪が織り成す美しい眺めも見られました。 桜の枝が重なって、ハートマークを描く弘前公園の隠れスポットは、雪で白いハートになりつつありました。 地元の人の話では、11月中旬にこれほど雪が降るのは珍しいということです。 山形・大蔵村の肘折温泉にも19日朝、今シーズン初となる雪が降りました。 雪が降りしきる中、名物の朝市を楽しんでいた観光客はこの時期の雪にびっくりです。 埼玉からの観光客: 思いのほか降るのでびっくりしました。11月でこんなに降るんだってびっくりしてます。 この強い寒気で、山陰地方にも冬の便りが届きました。 山頂に雲がかかる中、白く雪化粧したのは鳥取県にある中国地方最高峰・大山。 19日朝、町の職員により初冠雪が確認されました。 平年に比べると15日も遅く、2023年より6日遅い報告です。 一方、愛媛県にある西日本最高峰・石鎚山では、空気中の水分が枝に吹き付けられて凍る“霧氷”が見られました。 まるで白い花をつけたような木々の眺めです。 登山客: ほんとに桜が咲いているみたいで、すごくきれいですね。 19日朝は新千歳空港で氷点下10.7度を観測するなど、全国270地点以上で最低気温0度未満の冬日となり、今シーズン最多を記録しました。 北海道・札幌市では午前7時ごろ、雪による事故も発生。 直進していた乗用車が信号機の柱に突っ込みました。 この事故で、運転していた男性1人が軽傷。 車は夏用タイヤで走行していたということです。 警察は、路面の凍結などについて注意を呼びかけています。