ロボット手術、縫合…疑似体験 外科医の魅力を知ってほしい!イベントが盛況 背景にある〝危機感〟
自分の手で患者さんを治す充実感
このイベントは、外科学会の若手・中堅医師たちからの発案で、3カ月ほどで急ピッチで計画・実施したそうです。 ふだん手術や診療に忙しい現役医師たち30人が駆けつけ、手の動かし方や器具の使い方を子どもたちに分かりやすく伝えていました。 5月に理事長に就任してから学会のスローガンに「外科医を元気に 国民に安心を」を掲げたという武冨さんは「子どもたちに自分の仕事を伝える医師たちが生き生きとしていて、うれしくなりました」と話します。 イベントの予約セッションは3日で満席となり、予約なしで参加できるブースは30分待ちにも。のべ600人ほどが参加する好評ぶりで、学会では、今後も同様のイベントを開催できないか模索していくそうです。 武冨さん自身は、外科医のやりがいを「自分の手で手術して、患者さんの体を治すことができる充実感があります」といいます。 イベントを通じて「人体の奥深さやいのちの大切さを知ってもらうことができたらと願っています」と話しています。