天神まつり 華やか舞台 松本・深志神社で例大祭 長野県松本市
松本市深志3の深志神社の例大祭「天神まつり」が24日、2日間の日程で始まった。初日の宵祭りでは、16町会がそれぞれ市の重要有形民俗文化財に指定されている「舞台」と呼ばれる山車を各町内で引き回し、神社の境内に引き込んだ。 境内には出店が立ち並び、夕方になると多くの家族連れや若者らが続々と訪れてにぎわった。舞台が境内に入ってくると、石畳の上で方向転換するたびに引き手が「せーの!」と力を合わせ、木製の車輪がきしむ大きな音が響いた。 宮村町一丁目の舞台には13人の子供たちが乗っていて、引っ越してきて初めて参加した笹垣旺汰君(8)は「小さなシンバルみたいな楽器を鳴らして楽しかった」と、弟と一緒に喜んでいた。町会長の伴吉宏さん(80)は「これからも毎年祭りができることを願っている」と目を細めていた。 25日は午前11時から神事が行われ、午後2時から神輿の巡行、3時からお囃子スクールの発表会があり、3時半から舞台が出発して各町会を引き回される。
市民タイムス