妻の美容院代「1回2万円」に驚き!「カラーもするから」とのことですが、市販品なら1000円くらいですよね? それだけ美容院で染めるメリットは大きいのでしょうか?
近年物価が高くなっているにもかかわらず、なかなか給料が上がらないという人も多く、厳しい傾向が続いています。美容院においても例外ではなく、メニューの値上げが頻発しています。 本記事では女性の美容院にかける費用の相場や近年の値上げに伴い、美容院代の相場が変化していることを紹介するほか、「2万円」を節約するために自宅で染めた場合のメリット・デメリットについても紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
美容院代の平均的な価格
株式会社AWAが2022年、男女214人を対象に「美容室に行くとどのくらいお金がかかりますか?」のアンケートをしたところ、美容院代で最も多い価格帯は「5000円~1万円」で、次に「1万円~1万5000円」になっています。 このことから、一般的には美容院代で2万円は高いほうだと思ってよいでしょう。このアンケートで1万5000円から2万円かかると答えた人は、カット以外にカラーやトリートメント、ヘッドスパなどを追加していました。
1回当たり費用は上昇傾向
ここ数年の美容院代がどう変化しているかについて、株式会社リクルートのホットペッパービューティーアカデミーが「美容センサス」に基づき作成したデータブックによると、女性が美容室にかける費用は2020年に1回あたり6881円でしたが、2024年には7482円に上昇しています。 なお、美容室にかける費用が上がった理由(複数回答)としては「メニュー料金の値上げ」が最も多く34.6%に達しました。一方、女性の美容室の年間利用回数は、2020年に4.52回でしたが、2024年は4.31回と減少傾向にあります。 美容室に1回通って支払うお金は増えた一方で、通う回数は減っていることが見て取れます。世の中の節約志向がうかがえる状況で、なおさら「2万円」という金額は高く感じられるかもしれません。
自宅で染めた場合のメリット・デメリット
ヘアカラー費用を抑えるために、セルフカラーを選択する人は少なくないでしょう。美容院にもよりますが、カットとカラーはセットで1万円前後、カラーだけでも3000~5000円ほどかかる場合も多いです。 しかしヘアカラー剤は1000円前後で購入できるものも多くあり、かなりリーズナブルです。場所や時間を選ばないのもメリットです。お目当ての美容院に行くために休みの日を利用したり、交通費をかけて美容院まで行ったりする手間がかかりません。 近年セルフヘアカラー剤の品質は右肩上がりと言われており、問題なく染められるため大変人気がありますが、その一方でどの人でも染まるように強めのカラー剤を使用していることが多いようです。 美容院では一人ひとりに合ったカラー剤をその場で見て提供してくれるため、セルフカラーと比べて髪へのダメージに大きな差が出る可能性があります。そのダメージを補うべく、高いヘアトリートメントを使って費用がかさむようなら、本末転倒といえます。