【関東大会注目チーム紹介】神奈川春季大会優勝の武相は40年ぶり出場!粘り強さ光った投手陣と「2ベース量産打線」が勝利のカギ握る!
40年ぶり関東大会出場を決め、その勢いのまま42年ぶり春季神奈川県大会を制した武相。指揮を執る豊田 圭史監督と選手が一体となり、”打倒エリート”の精神で頂点へと上り詰めた。そんな快進撃を支える注目の選手たちを紹介したい。 【一覧】武相 春季県大会ベンチ入りメンバー 【投手陣】 春季大会は3人の投手で勝ち切った。エースナンバーを背負う仲間 球児朗投手(3年)は、初戦で昨春準優勝の相洋を相手に11回途中まで2失点に抑え、延長タイブレークでの勝利に貢献。身長は165センチと小柄ながら力のある球を投げ、準決勝の向上戦でもリリーフで3回1失点に抑えた。2年生左腕の八木 隼俊投手(2年)も4回戦の横浜商戦、準々決勝の日大藤沢戦で完投勝利。冬場の体作りで球威が増したというストレートを軸に、粘り強いピッチングを見せている。 決勝では三上 煌貴投手(2年)が先発。長い手足を使いながら、コーナーをつく投球で打たせて取るピッチングが続いた。8失点をしたものの同学年の八木投手に刺激を受け、粘る東海大相模打線を振り切って9回141球を投げ抜いていた。関東大会でも3投手が見せてきた粘り勝つ投球でチームを勝利に導く。 【野手陣】 強力武相打線は2塁打が多いことが特徴だ。準決勝では、10本のヒットの内7本が2塁打と大振りにならず、低く鋭い打球で外野まで運んでいた。その特徴を一番に体現しているのが4番の平野 敏久内野手(3年)。準決勝では2本の2塁打を放つと、決勝でレフトへ先制となるタイムリー、5回にもセンターへ鋭い打球を飛ばし、2試合で4本の2塁打を記録した。また決勝で猛打賞の5番・広橋 大成内野手(3年)、横浜スタジアムで本塁打を放った金城 楽依夢外野手(3年)など力のある打者も並んでいる。3番を任されている吉崎 創史捕手(2年)も、投手陣を統率するだけでなく、4番・平野の前でチャンスメイクする打撃に期待がかかる。 富士大の監督としても外崎 修汰内野手(西武)や山川 穂高内野手らをNPBに排出した実績を持つ指揮官が初の関東大会でどのような試合を見せるのか注目だ。