【秋の香水】甘め、スモーキー、スパイシー…余韻を残す、秋らしい香りをチェック!
長かった夏に終わりを告げ、いよいよ秋が到来! 洋服を衣替えしたら、香りも一緒にアップデート。そこでSPUR.JPで紹介した記事の中から、秋におすすめの香水を厳選紹介。秋の澄んだ空気に温もりの余韻を残す、注目の香りをピックアップ。 【写真】秋の空気に似合うフレグランス7選
【ディオール】かっこよくて贅沢なシプレフローラル
9月に入り30℃を切ってから、フレグランスの秋準備をはじめたというエディターIGARASHI。早速取り入れたひとつが、ディオールの「グリ ディオール エスプリ ドゥ パルファン」。 ーーーーインハウスの調香師の役割には、時代の試練に負けないように既存の香りを刷新させる、という大仕事も含まれます。「メゾン クリスチャン ディオール エスプリ ドゥ パルファン」という新シリーズで、パフューム クリエイション ディレクターのフランシス・クルジャンは、すでに完成している5つのディオールの香りに、現代的なミニマリズムの哲学を軸に再解釈を加えました。 オークモス+シスタスラブラタム+ベルガモット。シプレを成すのはこれらだけれど、シプレアコードにあって、甘み際立つ、パワフルなシプレフローラルとして進化しています。バラの輪郭をくっきり際立たせた印象。甘みがあるけれど、より骨太なんですよ。オリジナルのキラキラとした軽やかさを、モダンで色っぽい重厚感に置き換えた、そんなイメージです。 チャウヌさんが白のラベルの既存の「グリ ディオール」を愛用しているけれど、こちらの黒のラベルのバージョンも、もちろん男性が付けても素敵。エレガントなブルガリアンローズがきりっと語り掛ける一方で、インドネシア産パチョリ×アトラス産シダーのブレンドにより、まろやかなウッディの香り立ちが身体を包み込む――初秋の澄んだ空気に似合いそうな、かっこよくて贅沢なシプレフローラルが完成しました。(エディターIGARASHI)
【ディプティック】ほろ苦さと甘さが絶妙に調和
フレグランス好きのエディターMICHISHITAが最近新たに手に入れたのが、ディプティックの新フレグランスコレクション「レ ゼサンス ドゥ ディプティック」。全5種のラインナップの中でもMICHISHITAが特にお気に入りと話すのが、「BOIS CORSÉ(ボワコルセ)」だ。 ーーーーどれも本当に素晴らしくて選べないのですが、個人的に1番お気に入りは、「BOIS CORSÉ (ボワコルセ)」。ウッディ×コーヒーという他にない斬新さと、ほろ苦さと甘さがまろやかに調和したグルマンノートが唯一無二! 個性がありながらも、落ち着きと洗練を醸し出します。 そして、この香調で樹皮を表現しているというのも驚きです。まるでaikoさんの「カブトムシ」の歌詞「甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシ」に、香りをつけたみたい。ミステリアスな男性の横顔や、忘れられないひと夏の恋のように、一度かぐと心を掴んで離さない蠱惑的なフレグランス。これから秋が深まる季節にもぴったりだと思うので、ぜひお試ししてみてください。(エディターMICHISHITA)
【アールボウ】東洋的なムードを醸し出す、スパイシーなチャイ
すっきりとして心地よく、スタイルを選ばずまとえ、誰からも愛されているお茶の香水。それを、お茶そのもののようにお菓子とともに味わってみたら? 甘くちょっぴり刺激的なチャイのアコードには、重みのあるスイーツがふさわしい。たっぷりの生クリームを添えた、スパイス香るサバランなら相性抜群。ベルガモットが生命力をもたらす、スパイスを加えたチャイそのものの香りは、クローブとどっしりとしたパチュリ、甘いバニラが東洋的なムードを醸し出す。 ※記事中の商品価格はオリジナル記事の公開当時のものです text: SPUR.JP編集部