いじめ報告書再公表へ、札幌 2月にも黒塗り部分を開示
札幌市立中1年の女子生徒=当時(12)=が2021年、いじめを受けて自殺した問題で、市教育委員会は26日、被害の実態や、学校側の対応を開示した調査報告書を2月にも再公表すると明らかにした。昨年12月下旬に一度公表したが、いじめ内容の多くが黒塗りで遺族が反発。秋元克広市長も市教委に見直すよう求めていた。 市教委によると、黒塗りで伏せた記述のうち、具体的な行為や、個人が特定されない部分を可能な限り開示する。代理人弁護士を通じて遺族に確認後、再公表するといい、社会全体でいじめについて考え、再発防止に取り組む。