桜庭和志、脱サラし格闘家の道を選んだ長男への“葛藤”「仕事を辞めない方がいいんじゃないかと伝えた」
スポーツ番組『ABEMAスポーツタイム』が、12月22日(日)夜10時より「ABEMA」にて生放送された。 【写真】桜庭和志の長男・大世選手、ほか番組カット【4点】 本番組は、“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組。現在「ABEMA」で生中継している海外サッカーを中心に、レギュラーシーズン公式戦324試合を生中継したメジャーリーグベースボール(以下、MLB)など注目スポーツの最新情報を届けている。 22日の放送には、格闘界のレジェンドで“IQレスラー”こと桜庭和志が初登場。さらに、今年の大みそかに開催する格闘技イベント『RIZIN DECADE』にて総合格闘技デビューする桜庭の長男・大世選手に独占インタビューを行った。 小学生から柔道を続けていた大世選手は柔道の名門・東海大学を卒業後、一般企業に就職し、不動産の営業として勤務。父と同じ格闘家の道を歩まなかった理由を、大世選手は「今の時点でそんなに強くないのに、社会人になって1番になるのはすごく難しいと思った。バリバリ働いて、同級生よりもお金を稼ごうと思って就職しました」と告白した。 そして、1度は断念した道に戻ったきっかけを「那須川天心選手が同い年。見ていて『同い年なのに、めっちゃ差があるな』『負けていられないな』と思った。父からは『お前が思っているよりは甘くないぞ』と言われましたけど…」と語った。 大世選手の覚悟を、父・桜庭和志は「まずは『長くやろうと思っているのか?』という話をした。自分がやりたいならやればいいけど、『仕事を辞めない方がいいんじゃないか』と伝えた」と葛藤があったことを打ち明けた。現在は全力で大世選手をサポートし、「技術的にはまだ甘い部分もあるけど、若いからすぐに覚えますよ」と期待を寄せた。 また、大世選手に父・和志の“父親像”について話を聞くと「言っていいのかわからないですけど(笑)」と切り出し、「お酒を飲んで、どうしようもないお父さんだった気がします(笑)」とぶっちゃけ。その一方で、「格闘家としては世界一すごいお父さん。戦績を見たら意外と負けているけど、いろんな人の頭に残る試合や面白い試合をしていて、選手として1番尊敬している。超えられたらいいなと思います」と父への思いを吐露した。 『RIZIN DECADE』では、ベテランの矢地祐介選手と対戦する大世選手。「いろいろな声があると思うけど、見て欲しい。心躍るような試合をたくさんして、いずれはスーパースターになりたい」と意気込みを語り、和志は「当日はセコンドで行く予定。勝てればいいと思うけど、正直に言うとちょっと厳しい部分もある。まずは自分の良いところやカラーを出せよって話はしている」とエールを送った。 また番組では、本田圭佑が考案した4人制サッカーの全国大会「4v4 JAPAN CUP 2024 RESPECT YOU, au(以下、4v4 JAPAN CUP)」を特集。「4v4 JAPAN CUP」は本田圭佑が発起人となり、U10(小学4年生以下)、U12(小学6年生以下)の育成年代向けに考案されたもの。20秒以内にシュートを打たなければいけない「ショットクロック」や、ドリブルからリスタート可能な「ドリブルイン」など、超攻撃的サッカーを生み出すユニークなルールを採用している。 VTR出演した本田圭佑は、日本サッカーの進化のために「ゴールキーパーのアップデート」を掲げ、「キーパーがドリブルしている姿をほぼ見ることがない中で、そういうキーパーが生まれてもいい。リスクをリスクとしないスキルや、意思決定を幼少の頃から学ぶ機会が今までなかった。業界の中にいればいるほど『何を言っているんだ』という声が聞こえてきそうだけど、そこの常識破壊をしていきたい」と語った。
ENTAME next編集部