「2年連続ぶったまげーよ」廃校危機から一転 広島県の“最難関”校へ 過疎の町にある高校の逆転劇
地域住民とのさまざまな交流も生まれています。 3月5日、生徒たちは広島駅を訪れました。安芸太田町の住民、乾一心 さんが祇園坊柿などの特産品を販売する店を出店していて、「高校生らしいアイデアで地元のお店を盛り上げたい!」と先月から店の商品を宣伝する活動を始めました。 東京出身の2年生・武田咲香 さんは、「わたしたち高校生でポップを作りました。歩いていて、目を引いて、かわいいとお店に来てもらえるきっかけになったらいいな」と、商品の「棒いなり」のオリジナルキャラクターを考案。かわいいポップを手作りしました。 安芸太田町 みんなの店 乾一心 さん 「みんなが力を貸してくれることが小さなところにも伝わるから、生徒が手伝ってくれて、本当に違うけぇ」 全国から集まった生徒一人ひとりが安芸太田町に活気をもたらしています。 ■卒業生27人が旅立ち 卒業生の願いとはー 3年生は地域の人に見守られながら学び舎をあとにし、新たな一歩を踏み出しました。 卒業生 「最高の友だちと出会えたし、自分自身もすごい成長できたし、また何かの形で安芸太田町の役に立ちたいと思います」 兵庫県の中学校出身 3年生 隠居大介 さん 「廃校寸前って言われていたのに、今ではもう2年連続で倍率が1位で本当にうれしい気持ちと、また、でもここから次の世代がつなげてくれないと、また戻っちゃうよということをやっぱり伝えていかないといけないと思うので、その役割はもう自分は果たしたかなというふうに思っているので、次の世代に期待をして、また10年後、20年後、ここに戻ってくる場所があればいいなという気持ちです」 卒業生は後輩76人にバトンを託しました。 2年生 「街全体がキラキラ光るような、そんな加計高校にしていきたい」 加計高校はますます進化を続けます。
中国放送
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