【2024年度】年金は”実質減額”の一方で保険料は値上げ…高齢者を直撃するきびしい物価高
老後生活で踏まえておきたい対策
長い老後生活を過ごすうえで、以下のポイントを見つめ直す必要があります。 ・支出項目を見直す ・定年後も働いて収入を得る ・公的年金の支給を遅らせる 基本的な対策として、支出項目を見直すことが重要です。 老後生活を迎えて、これまでより支出を抑えられる項目がないか確認しましょう。 支出を見直すだけで生活が満足に送れない場合、働いて収入を得る選択肢も視野に入れてください。 収入が得られるようになれば、公的年金に頼る必要がなくなります。 収入が得られれば、年金を受け取るタイミングを遅らせて、支給額を増やしてください。
老後生活を送るうえで適切な計画が重要
老後の生活は、収入や支出を現役世代より厳しく管理する必要があります。 高齢者それぞれの収入と支出のバランスは異なります。 そのため、自分の公的年金として受け取れる金額や支出を、前もって確認したうえで、生活設計をしてください。
参考資料
・日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」 ・総務省統計局「消費者物価指数 2024年2月分」 ・経済産業省エネルギー資源庁「電気・ガス価格激変緩和対策事業」
川辺 拓也