「心打つものがありました。いい姿で野球をしている」「山川が軽打できるというのも分かりました」ソフトバンク小久保監督の一問一答
◆オープン戦・ソフトバンク9―3西武(17日、ペイペイドーム) ソフトバンクは打線が奮起し、12安打9得点で快勝した。開幕ローテーション入りが決定的となっているモイネロも6回途中2失点の好投を見せた。試合後、小久保監督の主な一問一答は以下の通り。 ■「泣ける」ウォーカーが古巣恩師とサムアップ2ショット【写真】 ―育成野手の3選手が存在感を見せている。 「仲田が初めてヒットを打ったしね。緒方も(二塁打を放った)1打席目は逆球の難しいボールでしたけど。いいものを出していますね、みんな」 ―緒方は走攻守で存在感を見せた。 「そうですね。(活躍したので)いいところで代えてあげました」 ―今日まではアピール期間と位置づけていた。育成はどうなる。 「そのままいます」 ―支配下契約も近い。 「まだ(野手は)16人には絞らないですけど。もちろん本番を想定してといっても、フルで出るわけじゃない。控え選手もいるので。とにかく彼ら3人は(19日からの)阪神戦まではいます」 ―育成選手がオープン戦で一番の収穫か。 「けが人なくここまで来られたというのが一番なんですけど、その中で彼らはチームに対していい影響を与えてくれていた。やっぱり心打つものがありました。いい姿で野球をしている。純粋に四球一つ、スチール一つ、ワンプレーが直結する。ずっと支配下だったら忘れているものというか、そういう部分では彼らはそれをやってくれたと思う」 ―彼らの姿勢がいい。 「プラス戦力なんでですね。育成選手ですけど、支配下に劣らない、後から行く選手としては十分評価しています」 ―支配下契約の可能性は。 「十分あります」 ―育成の鍬原が1軍戦初登板で失点もあった。 「キャンプで見た時よりも全然良かった。キャンプに見た時はちょっと、と思っていた。あの時は体の状態も仕上がっていなかったみたいで。ファームでしっかりやってくれたら可能性はありますよ」 ―栗原は一発打った。ここまでは数字出てなかった。 「ホームランは良かったですけどね。でも1打席目の二、三塁のところで三振せず、ファーストのところにゴロを打てたのも評価ですからね(結果は一ゴロで打点を記録)。一死三塁をまたつくった。山川が軽打できるというのも分かりましたし、打線はいいものが出た試合だったかなと思います。モイネロが100球を超えて、1年通してかはまだ分からないけど、十分にローテーションとして入れるというのが分かったので。そこも収穫でしたね」 ―悪いなりに抑えた。 「悪くはなかったですけどね。先発なんで、2巡目3巡目のことを考えて配球を設定しているので。見せたくない球を使う前にやられただけの話なので。そこは先発だからこそ、ということじゃないですか」 ―三塁、二塁などの競争で飛び抜けた選手はいなかった。 「(19日の阪神戦から)最終的に16人に絞ってスタートする5日間になりますね」
西日本新聞社