〈ラブ トランジット 2〉復縁の道に進まなかったオンナたちのホンネ エリカ×ミヅキ×ゆづき インタビュー
復縁ではなく…女性メンバーが目指す次の恋は?
ーー同性同士はライバル関係になることもあったと思いますが……そこに気まずさはありませんでしたか? エリカ:気まずくないってことはない、ですよね。 ゆづき:でも、みんなでいる時はすごく楽しかったよね。本音で語り合えてたと思うし、素の自分でいられました。 ミヅキ:女同士の時は女同士だからって割り切ってたよね。お互いの恋愛相談にも乗ってたし。 エリカ:敵対視することはなかったかもしれませんね。特に気になっている男性のXなんて、もうしょうがないというか。今出会ったばかりの自分と、対等な立場になることはないじゃないですか。 ミヅキ:男性たちはもっと何も考えてない感じだったけどね(笑)。 エリカ:むしろ、ミヅキには色々アドバイスもしてもらっていましたし。1人で勝手に悩んじゃうのは私の癖だけど、もっと素直になっていいんだって教えてもらったり。わりと、自分の恋愛に手一杯になっちゃってる部分もあったかなあ。気になる人もXもいるわけで、その先にあるはずのライバル関係にまでは、気持ちが追いつきませんでしたね。 ゆづき:1人では乗り越えられないかもってくらいツラかった瞬間もあったけど、それぞれに素敵な女性メンバーと一緒だったから、ここまで来れたと思っています。 ーーホカンスが終わってからはみなさん、どうお過ごしでしたか? ゆづき:良くも悪くも、あんまり変わってないかなあ。変われたらよかったんですけどね(笑)。 エリカ:逆に私は、旅をきっかけにメンタルがかなり強くなった気がします。もともと恋愛体質で、相手の行動や言葉ひとつ、全部受け止めて悩むことも多かったんです。ホカンスでは色々な感情の波を乗り越えることができたし、女性メンバーとは色々深い話もさせてもらって、鍛えられましたね。 ミヅキ :私は恋愛そのものというよりも、同性メンバーから学ぶことが多かったかな。友達の恋愛を近くで見ることってなかなかないし、みんなの恋愛の仕方とか、意見の言い方とかに学ぶ部分がありました。人間力の高い女性メンバーたちと深く話すことができたからこそ、自省できましたね。ゆづきとかしっかりしすぎてて、年下だとは思わなかった。 ゆづき:年齢とか関係なく、みんながフラットに接してくれたから。大人数の中ではかなり気を遣ってしまうタイプだけど、このメンバーだったから……なんとかホカンスを終えることができたんだと思います。 ーー最後に、この先また新しい恋愛を始めるとしたら、どんな恋愛がしたいですか? エリカ:ホカンスでXと向き合って、他の女性メンバーの恋愛も近くで見せてもらって……「言葉で伝えること」の大切さに気づきました。気持ちは伝えなきゃ分かんないし、そのまますれ違っちゃうこともある。次の恋では、自分の気持ちをしっかり相手に伝えて、自分も相手も安心できる関係を作っていきたいです。 ミヅキ:伝えることは大切だし、伝え方も色々なんだなと思いました。自分は伝えているつもりでも、言い方やシチュエーションによっては、全然言いたかったことが伝わってない時もある。自分の気持ちを分かってくれることを相手に期待するんじゃなくて、ちゃんと相手を受け入れてから伝えることができたら、今よりもっと自分を好きになりながら、素敵な恋ができるんじゃないかと思いました。 ゆづき:私はこのホカンスで恋をすることはできなかったけど、みんなが頑張ってきたことや、頑張っている瞬間を目の前で見れたことが、何よりも大きな糧になりました。今まで、相手の嫌なところが見えたらすぐシャットダウンしてしまっていたけれど、次に恋をする時には、相手を許せる恋がしたいです。お互いに支え合える恋愛……今まではできなかった恋を、してみたいなと思います。 Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2 全8話 Prime Videoにて独占配信中 (取材と文・ミクニシオリ)