『スト6』最大のリーグ戦「SFL2024」開幕直前 注目チーム5選を紹介
■編集部ピックアップの注目チーム5選
株式会社カプコンが贈る2D対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6(以下、スト6)』を使用した日本最高峰の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024(以下、SFL2024)」が8月16日からスタート。今シーズンは3つの新チームが初参加、新ルールの「ディビジョン制」導入でさらに規模が拡大した。今回はそんな「SFL2024」でクランクイン!編集部が特に注目しているチームを紹介していきたい。 【写真】編集部が注目するチームの選手たちを写真でチェック 「SFL2024」から導入された「ディビジョン制」はプロ野球でいうところの「セ・リーグ、パ・リーグ」のようなもので、全12チームが6チームづつ「Division S」と「Division F」に分かれて激突。各ディビジョンの上位チームがプレイオフ・グランドファイナルへ進出する。 ■Saishunkan Sol 熊本(Division S) 昨シーズンの「SFL2023」では3位だった「Saishunkan Sol 熊本」は、ネモ選手とひぐち選手に加え、ウメハラ選手、ふ~ど選手というベテランプレイヤー2名が加入して新体制に。格闘ゲームファンなら知らぬ者はいない、名実共に最強クラスのプレイヤーが揃ったドリームチームとなった。ウメハラ選手は「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネス世界記録にも認定された日本初のプロゲーマーで、これまでに数々のタイトルで世界王者に輝いてきた。ふ~ど選手もウメハラ選手に勝るとも劣らない実力をもつプレイヤーで、直近の大会では「第5期 TOPANGAチャンピオンシップ」5位、「EVO 2024」9位、と高成績を収めている。間違いなく優勝候補の一角であり、ほかチームにとってはマークせずにはいられない要注意チームだろう。 ■Crazy Raccoon(Division F) 今シーズン初参戦となる「Crazy Raccoon」は、これまでライバルチーム同士だったプレイヤーたちで構成されたかなり珍しい混成チームになっている。「SFL2023」では、どぐら選手とかずのこ選手が「CYCLOPS athlete gaming OSAKA」、ボンちゃん選手が「FAV gaming」、Shuto選手が「Saishunkan Sol 熊本」の選手として、互いに火花を散らした。若手屈指の強さを誇るShuto選手の脇をベテランプレイヤー3名が固める安定感抜群のチームだが、かつてチームメイトだった仲間の多くが別チームとなったことでマークは厳しそう。それでも、個々の実力が高いこの面子ならしがらみやプレッシャーをはねのけて名勝負を見せてくれるに違いない。 ■FUKUSHIMA IBUSHIGIN(Division S) 今シーズン初出場の「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」は、福島県を拠点とするプロゲーミングチーム。翔選手、cosa選手、ヤナイ選手、ササモ選手という、若手多めのフレッシュさを武器に大舞台に挑む。格闘ゲームはいわゆる「オジ(オジサン)」と呼ばれるベテランプレイヤーがまだまだ現役で強さを見せている特殊な業界だが、もちろん若手だって負けてはいない。特にリーダー・翔選手は2023年にサウジアラビアで開催されたゲーム大会「Gamers8」で優勝し賞金40万ドル(約5800万円)を獲得。直近の大きな大会でも「EVO Japan 2024」準優勝、「第5期 TOPANGAチャンピオンシップ」準優勝、「CAPCOM Pro Tour 2024 World Warrior Japan #1」優勝と破竹の勢いを見せている。彼ら「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」がSFLに新時代の風を吹かせることに期待したい。 ■Yogibo REJECT(Division F) “東大卒プロゲーマー”ときど選手をリーダーに、あきら選手、鶏めし選手、LeShar選手で構成された「Yogibo REJECT」も初登場チームとなる。ときど選手、あきら選手、鶏めし選手は「ストリートファイター」シリーズの競技シーンでは名の知れたベテラン選手で、過去のSFLでも幾度となく熱い試合を見せてくれた。この3名に加えて、今回は韓国のesportsチーム「DRX」に所属しているプロゲーマー・LeShar選手がレンタル移籍加入という形でチームに参加する。彼は韓国でも屈指の強豪プレイヤーで、「CAPCOM Pro Tour 2023 World Warrior South Korea」では#1~#4までをすべて優勝。「CAPCOM CUP X」では5位という輝かしい成績を残している。あまりにも強い大型海外選手の参入で「Yogibo REJECT」の上位入賞は確実か。