「最後かと思うと…」敗退濃厚のクロアチア代表、主将モドリッチに同情の声が続々。「受け止めるのは…」【ユーロ2024】
ルカ・モドリッチ擁するクロアチア代表は、UEFAユーロ2024(EURO2024)グループリーグB第3節でイタリア代表と対戦し、1-1の引き分けに終わった。決勝トーナメント進出が絶望的な状況となった中、背番号10への同情の声が上がっている。イギリスメディア『Four Four Two』が現地時間24日に伝えた。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024) 同メディアは、イングランド代表として活躍した3人のコメントを伝えた。マンチェスター・ユナイテッドと代表で長らく背番号10を背負ったウェイン・ルーニー氏は、「これがモドリッチのクロアチア代表での最後の試合なのかと思うとつらい。イタリアが後半アディショナルタイムに得点を決めるまで、彼が試合終了をどれだけ待ち望んでいたか、映像からよくわかった。あのような偉大な選手であるがゆえに、このことを受け止めるのは難しい」と、今大会後の代表引退もささやかれる38歳の落胆を分かち合った。 また、元ニューカッスルのストライカー、アラン・シアラー氏は、モドリッチが決めた先制点について、「あのゴールには、彼の性格、彼とは何か、そして彼がどんな人間かということがよく表れていると思う。PKを失敗した後、彼がどう感じたかは想像がつくが、その直後にゴールチャンスを得て、あのようにシュートを突き刺すなんて信じられない」と、PK失敗に続く流れでのモドリッチの得点に敬意を表し、そうした活躍が身を結ばなかったことについて「同情を禁じ得ない」と語った。 そして、元マンチェスター・シティDFマイカ・リチャーズ氏は、クロアチア代表主将について、「リーダー、レジェンド、パーソナリティー、テクニック、タレントと、ミッドフィルダーに求められるものすべてを兼ね備えている」としたうえで、「彼にとっては悲しい日となった。ヒーローになるかと思われたのに、あと少しですべてが手からすり抜けていってしまったのだから」と、土壇場での悲劇を嘆いた。
フットボールチャンネル編集部