【シンガポール】米培養肉開発社、小売店で世界初の販売開始
先端食品技術を手がける米イート・ジャストの細胞培養肉部門グッド・ミートは、シンガポール中心部の精肉店で培養肉の販売を開始した。小売店で培養肉を販売するのは世界初の試みになるという。 発売したのは培養肉「グッドミート3」。主な成分は植物性タンパク質で、培養鶏肉を3%使用している。植物性タンパク質と組み合わせて培養肉を少なくすることで生産コストを削減した。 価格は1パック(120グラム)で7.20Sドル(約834円)。2024年末まで、デンプシー・ヒルの精肉店「フーバーズ・ブッチャリー」の冷凍食品コーナーで販売する。 グッド・ミートは20年11月にシンガポール食品庁(SFA)から培養鶏肉の商用販売の認可を取得。複数の飲食店に試験的に提供した後、フーバーズ・ブッチャリーが展開する飲食店に23年末まで卸していた。