日本バドミントン協会がまた失態 五十嵐有紗&櫻本絢子のエントリー漏れ発覚で謝罪
日本バドミントン協会は13日、10月15日に開幕のデンマークオープンについて、所属チームからエントリー依頼を受けていた選手2名の世界バドミントン連盟への大会エントリー漏れが発生したことを発表した。 該当選手は櫻本絢子選手(ヨネックス)と五十嵐有紗選手(旧姓・東野、BIPROGY)。五十嵐はパリ五輪の混合ダブルスで渡辺勇大とのペアで二大会連続銅メダルに輝いた後、ペアを解消し、女子ダブルスに転向していた。 同協会は「国際大会への申し込みについてはエントリー選手リストを作成した後に、エントリーの作業を進めておりますが、今回の事案については協会からのエントリー作業に誤りがあり、エントリーが漏れておりました。加えて、情報共有のために参加選手の所属チームへリストの共有もメールにて行っていましたが、一部所属チームへのリストの送付も漏れておりました」と説明。両選手と関係者、所属先へ「多大なるご迷惑をおかけしましたこと、日本バドミントン協会として深くおわび申し上げます」と謝罪した。 パリ五輪後の海外遠征は、従来の協会による派遣と所属チームによる派遣に加え、協会と所属チームによる共同派遣も開始。複数の形式で派遣していることで複雑化していることもミスの一因とみられ、「改めて一連の作業についての点検を行うとともに、エントリーに関する手順・ルールの徹底及び見直しも含めて再発防止の体制を整えてまいります」としている。また、当該選手に対しては両所属先と協議のうえで対応を検討するという。 同協会は23年7月にもカナダ・オープンに出場予定だった大堀彩の入国手続きで協会側にミスがあり、欠場。22年も混合ダブルスに出場予定だった斎藤夏を、斎藤の姉、栞の名前で登録してしまい、出場資格を得られない失態を招いている。