例年、冬場に流行する感染性胃腸炎の患者が増えていることから、大分県は29日、ノロウイルス食中毒特別注意報を発表しました。 【写真を見る】夏場なのに…異例のノロウイルス食中毒特別注意報を発表　手洗いと食品に十分な加熱を　大分 県内のノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者は、4月以降も増加傾向が続いていて、先週の定点医療機関当たりの報告数は14.64人にのぼり、2週連続で10人を超えました。 このため、県は基準に基づき、29日付けでノロウイルス食中毒特別注意報を発表しました。 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は例年冬場に流行し、この時期に発表されるのは2018年以来6年ぶりとなります。ノロウイルスは感染力が強く、食品のほか、人から人へもうつります。 トイレの後や、食事の前に入念な手洗いすることや、十分に加熱すれば感染力はなくなることから、予防には食品の中心まで火が通るように十分加熱することも必要です。