異常を検知したらエンジン始動を無効化!愛車を盗難から守る日本製セキュリティアイテム
車両盗難など、後を絶たないクルマのトラブル。特にスマートキーシステムが普及して以降、その手口は巧妙化の一途をたどるばかりです。 【「Argus D1」の側面ボタンを見る】 大切な愛車を悪質な犯罪から守るため、ぜひ導入したいのが車両盗難抑止に特化したカーセキュリティシステム。カーセキュリティと聞くと高価なイメージがあるけれど、ユピテルの「Argus D1」(実勢価格:取付工賃込み10万円~)は、多くの人が手軽に利用できるよう、機能を車両盗難対策に絞り込み低価格を実現。搭載できる車種は、盗難被害の多い車種を中心に、まだ限定的ではありますが、特にトヨタ&レクサスのオーナーであればチェックしておいて損なしです。
セキュリティが作動している間はエンジンが始動しない
車両盗難といえば、物理的な破損など荒っぽい方法を想像するかもしれませんが、ここ数年で急増しているのがスマートキーシステムの仕組みを悪用した手法です。例えばスマートキーのスペアを作る機器を悪用した“コードグラバー”、オーナーのスマートキーから発せられる微弱な電波を複数の機器で中継してロックを解く“リレーアタック”などが代表的なもの。 さらに、特にトヨタやレクサス車を狙った盗難で多用されているのが、クルマ内部の電子回路や電気系統の装置を接続するネットワーク内に不正に侵入し、内部システムをハッキングしてロックの解除やエンジン始動を行う“CANインベーダー”なる手口。前述のふたつの方法と違いスマートキーの電波は関係ないため、一度狙われたら防ぐ方法がない非常に厄介な手口です。 こうした手口に有効な対策となるのが「Argus D1」。車両内部のシステムとは独立したシステムを車内に搭載し、セキュリティが作動している間はエンジンを始動させないようにする画期的なもの。 不正なロック解除や、ドア・ボンネット・トランクの開放(ボンネット・トランクは一部の車両のみ)、ブレーキやイグニッションボタンの押下などの異常を感知すると、車内のインジケーターが点滅すると同時に、付属するArgusアンサーバックリモコンが音と振動でオーナーへ通知。エンジンそのものがスタートしないため、クルマを移動されるリスクを大きく軽減させられます。 堅牢なセキュリティとなると、システム解除も面倒なのでは…と思いきや、その点も心配なし。車のロックと連動していますが、車両純正スマートキーとArgusリモコンを一緒に持っていれば、リモコン操作を行うことなく自動でセキュリティ解除、警戒開始します。 対応車種および取扱店はwebサイトで確認できるので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
<文/&GP>