梅野と坂本は今季も併用か 阪神の“正捕手論”に高木豊氏は「2人がいて阪神のキャッチャーは成立する」と指摘
昨年、18年ぶりのリーグ優勝&38年ぶりの日本一を達成した阪神。強さの要因の一つにリーグトップのチーム防御率2.66を誇る投手陣が挙げられるが、陰で支えたのは捕手の2選手だ。 開幕前に岡田監督から正捕手に指名されていた梅野隆太郎は8月に死球を受けて左尺骨を骨折した影響で72試合に出場に留まった。一方の坂本は梅野の離脱もあり、キャリアハイとなる84試合に出場し、最後まで阪神の投手陣を引っ張った。 2連覇を目指す岡田監督は24年シーズン、両選手をどのように起用していくのだろうか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は1月16日に自身のYouTubeチャンネルに「【坂本梅野論争】阪神の今季の捕手は争う必要がない?梅野は〇〇‼︎坂本は〇〇‼︎阪神タイガースを悩ます正捕手争いについて【プロ野球】」と題した動画を更新。阪神の捕手について言及している。 高木氏は捕手の起用について「相性があるよね。(先発投手が)村上の時には坂本、青柳の時には梅野とか。投手によって代えていくのと、長いシーズンだから状態的なところもある。例えば村上が昨年ほど良くないぞとなったら、キャッチャーを代えて刺激を与えてみるとか、そういう使い方をしていくのかなと感じる」と、今年も両選手が併用で起用されると予想した。 昨年の阪神は中盤から青柳晃洋、西勇輝らが先発する際には梅野を捕手として起用し、村上頌樹、大竹耕太郎らが先発する際には坂本を起用していた。 また、高木氏は両選手のタイプについて言及。梅野は「横の揺さぶりと強気のリードが特徴」と語り、坂本は「最小限でリスクを抑えるというようなキャッチャーかなと感じる」と、捕手としてのそれぞれの特徴を解説した。 捕手としてのタイプが違うことを指摘した上で、高木氏は「2人がいてくれて、阪神のキャッチャーというポジションは成立する。どっちが良いとかではなくて、2人がレギュラーでいいでしょうという考え方だと思う」と自らの見解を語った。 阪神が誇る2人の捕手がチームの2連覇に向けて投手陣を引っ張る。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]