放火の疑いで逮捕状の男(77)を公務執行妨害の疑いで逮捕 千葉・柏市
日テレNEWS NNN
千葉県柏市で18日、夫婦が刺されて亡くなった事件をめぐり、近隣で起きた放火事件についての容疑で逮捕状が出ていた77歳の男が、公務執行妨害の容疑で19日、現行犯逮捕されました。 逮捕されたのは、職業不詳の酒巻馨容疑者(77)です。この事件は18日夜、何者かが放火し、柏市の住宅8棟が燃えたもので、警察は、現場での「火のついた何かを投げるのを見た」という目撃情報などをもとに、現住建造物等放火の疑いで、燃えた住宅に住む酒巻容疑者の逮捕状を取り、行方を追っていました。 警察によりますと、千葉県印西市で不審な車に職務質問しようとしたところ、警察官に向かって急発進したため、この車を運転していた酒巻容疑者を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したということです。 酒巻容疑者は、放火事件で下半身に大きなやけどをしていて、治療のため千葉県内の病院に入院しました。警察は、酒巻容疑者の退院を待って、放火について事情を聞く方針です。 また、放火事件の直前には、近隣で59歳の夫婦が切り付けられ亡くなる殺人事件が起きています。酒巻容疑者と亡くなった夫婦との間に金銭トラブルがあったとみられ、警察は、殺人事件と放火事件の関連を詳しく調べることにしています。