【調査】高校生はどんな家事をしてる? 「将来役立つ」「兄はせず」利点も不満も
家族に「家事をしなさい!」と言われた経験のある読者も少なくないだろう。そこで、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「家事の実施状況」についてアンケートをしたところ、152人が回答してくれた。寄せられた声の一部を紹介する。(上坂太駈)
【家事を全くしない理由】「親がやってくれる」「する暇がない」「何をすれば…」
家事を「全くしない」という人に理由を聞いた。「親が専業主婦で、基本やってくれるから」(さのら・3年)のように、両親や祖父母が家事をしてくれるので自分ではしないという声が多かった。「毎日宿題と勉強で手一杯でする暇がない」(かかかかか・2年)など、時間的な制約を理由に挙げる人も多くいた。「何をやればいいか分からない」(もくもく・2年)、「やり方がわからない」(さくらんぼ・1年)など、家事に対する知識やスキルの不足を理由とする人もいた。
【家事の種類】洗濯物、食器、風呂掃除…
続いて、日常的に行う家事の種類を尋ねた。食事に関連する家事では、「食器を並べる」「お皿や取り皿を並べる」「食器を洗う」などが多く挙げられたほか「テーブルを拭く」「ご飯を炊く」などを行う高校生も多いようだ。 掃除や洗濯に関連する家事では「洗濯物をしまう」「洗濯物をたたむ」「洗濯物を取り込む」などが多かった。
【家事をする理由】「家のルール」「家族の負担を減らしたい」
家事をする理由を聞いてみた。「お箸を並べたり食器を下げて水につけたりすることは、小さい頃から自分でやる決まりになっている」(ひなたなた・2年)など、家でのルールだという声があった。 「テーブルを拭いたり、食器を並べたりなど、忙しい中毎日ご飯を作ってくれるお母さんの負担を少しでも減らしたい」(はち・3年)、「受験生で帰宅が遅く、夜遅くに家事をさせるのが申し訳ない。夕食の準備や弁当箱の片付け、学校のジャージなどの洗濯は、自分で行うようにしている」(けやき・3年)といった、家族への配慮を理由に挙げる人もいた。両親が共働きであるなどの事情で家事をせざるを得ないという声も少なからず寄せられた。