医師が伝授!血糖値の上昇をゆるやかに&血管を若返らせる、すごい食材とは?
腸活のスペシャリストが教えるみそ汁レシピ
「第二の脳」とも言われる腸。ダイエットや美容のほか、心身の健康にも欠かせないのが腸の健康です。腸を元気にするには、善玉菌を優勢にして活性化させる食事をとることが第一。 「それを手軽にかなえてくれるのが、スープです」と腸活のスペシャリストである医師の小林弘幸先生は言います。 今回は、『腸を育てればヤセ体質になれる!小林式・腸活スープ』から、腸活におすすめの手軽につくれる「みそ玉」のレシピをご紹介します。 ■混ぜるだけ!みそ玉の作り方 <材料>みそ玉10個分/みそ汁10杯分 赤みそ……80g 白みそ……80g タマネギ……1個(150g) リンゴ酢……大さじ1 <作り方> 【1】 ボウルにタマネギをすりおろす。タマネギは根元を残したままにすればバラバラになるのを防げて扱いやすい。 【2】 1 に赤みそ、白みそ、リンゴ酢を加え、泡立て器でよく混ぜる。 【3】 10等分するようにスプーンで製氷皿(縦約35mm×横約40mm×深さ約35mm 、10個 分 )に入れる。 【4】 冷凍室で2~3時間凍らせる。 【5】 器にみそ玉1個を入れ、熱湯3/4カップを注ぐ。 カットワカメ(乾燥)、万能ネギなどそのまま食べられる野菜を具にしても◎ 【6】 製氷皿の代わりに、冷凍用保存袋に入れて平らにし凍ったら袋の上から手で割って使ってもOK。
みそ汁のすごい健康パワー
腸内の善玉菌を増やす、血糖値の上昇をゆるやかにする、血管を若返らせる、ストレスをやわらげる、といいこと尽くし。みそ玉の材料には、それぞれうれしい効果が期待できます。 ■赤みそ 褐色色素成分のメラノイジンがたっぷり。血糖値の急上昇の抑制や腸内環境を改善する働きがあります。 ■白みそ 原料に麹が多く使用されているのでGABAが豊富。ストレスの軽減、高血圧を抑制する効果があります。 ■タマネギ 血管をしなやかにするケルセチン、血栓を防ぐアリシンが含まれ、すりおろすことで摂取しやすくなります。 ■リンゴ酢 体内の余分な塩分を排出するカリウムがとれ、酢酸には血中の中性脂肪を低下させる効果があります。 材料を混ぜて製氷皿で凍らせて、お湯を注ぐだけで簡単にみそ汁が作れます。健康効果も期待でき、時短も叶って一石二鳥。今話題の腸活、まずは毎日のみそ汁から始めてみましょう! ■『腸を育てればヤセ体質になれる!小林式・腸活スープ』(扶桑社)
>>ご購入はAmazon ■監修/小林弘幸 順天堂大学医学部教授 / 日本スポーツ協会公認スポーツドクター。 順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した腸の名医。自律神経研究 の第一人者でもあり、プロスポーツ選手、文化人のコンディショニ ング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医師が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)、『はじめる習慣』(日経ビジネス人文庫) などベストセラー多数