【プレビュー】町田浩樹擁する首位ユニオンSG、クルブ・ブルッヘとの上位対決へ | ベルギーリーグ
2023-24シーズンのベルギーリーグ第20節が日本時間12月26日から28日にかけて開催される。 ■ヘンクvsアントワープ 優勝争いが期待されていたヘンク。しかし、ここまでは3連勝もなく、7位に甘んじる。ハマれば圧倒的な強さを見せる一方で、かみ合わないと勝ちきれないゲーム展開となり、前節もアンデルレヒトを相手に終了間際に得点を許し、1-2と敗戦。苦しいシーズンが続いている。 対するは、昨季王者のアントワープ。ここ7試合無敗を維持している一方で、ここ5試合では2勝のみ。やや停滞期に入っている。17歳のFWジョージ・イレニーエナ、18歳のMFアルトゥール・フェルメーレン、21歳のMFマンデラ・コイタら若手タレントがポジションを確保しており、彼らの今後の成長が後半戦のカギを握る。 ■クルブ・ブルッヘvsユニオンSG ここ5試合で4勝を手にしているクルブ・ブルッヘ。前線のスコフ・オルセンは8ゴール3アシスト、イゴール・ティアゴは10ゴール2アシスト、ハンス・ヴァナケンは4ゴール4アシストと前線がきっちりと数字を残しているのが大きな特徴だ。 そのクルブ・ブルッヘやアンデルレヒトなどを抑え、首位を走るのがユニオンSG。19試合で47ポイントを獲得。ここ12試合で11勝1分けと国内では圧倒的な強さを誇っている。その中で日本代表DF町田浩樹は3CBの一角としてレギュラーに定着。首位を走るチームの欠かせない戦力として存在感を見せている。 ■スタンダール・リエージュvsシント=トロイデン 前節完敗を喫したスタンダール・リエージュ。ここ4試合で勝利がなく、11位へまで順位を落とした。チームトップの6ゴールを挙げる川辺駿に期待が集まるが、前節は序盤に退場者が出たこともあり、前半のみで交代。鈴木彩艶らとの日本人対決で結果を残すことはできるのだろうか。 一方で、前節勝利を手にしたシント=トロイデン。鈴木彩艶が安定したプレーを見せ、無失点勝利に貢献した。伊藤涼太郎はなかなか波に乗れず、自身も課題を口にしているところだが、いずれにせよスタンダール・リエージュ戦が終われば、日本代表活動を迎える。結果を残して、代表へ合流したいところだ。