ドラマやアニメのタイアップ曲でも注目のOmoinotake、今の音楽性にはどう辿り着いた?
音楽性を変えた理由は?
クリスはOmoinotakeの曲作りの体制に注目。「ベーシストが歌詞を書くというのは、なかなか面白いですね」と、福島が作詞を担当することが多い点に触れると、メンバーは藤井が作曲、福島が作詞を担当するに至った経緯について明かした。 藤井:もともとOmoinotakeを結成した当初は、ベースのエモアキが作詞も作曲も両方していて。途中で「音楽性を変えよう」みたいな話になったときに、僕もキーボードを弾いていたので「ちょっと曲を作ってみようかな」と、曲を作り始めたという流れです。 クリス:なるほど。方向性を変えようというのは、なぜ思ったんですか? 藤井:僕らはギターがいなくて。当時ギターがいるギターロック系のバンドとよく対バンしていたんですけど「勝てねえな」と思って(笑)。 福島:ライブハウスシーンで一緒になっちゃうと勝てないね、ってなりました。 藤井:「この編成だからこそできる音楽ってなんだろう」というのは改めて考えてから、ちょっと方向性を変えていきました。 クリス:鍵盤でできる音とギターで作曲したものって違いますよね。 藤井:だいぶ違うと思います。 クリス:楽器の特性というのがすごくあると思います。ちなみに3人は音楽的な志向は近いんですか? それともバラバラなんでしょうか。 藤井:わりと近いかな。 クリス:ドラゲさんはどんな音楽が好きなんですか? 冨田:僕はHIP HOPとかです。あとは凛として時雨みたいな、ギターががっつり鳴っているみたいな。 クリス:いまちょうどギターのないバンドの話をしていましたが、ギターががっつり鳴っているバンドが好きだということで。 冨田:大好きですね(笑)。 クリス:ドラムだからそういうシンコペーションじゃないけど、HIP HOPだったりリズムが前に出ている楽曲が好きということなんですね。 冨田:ついつい耳がリズムにいっちゃいます。 クリス:レオさんはどうですか? 藤井:エモアキと中学校が一緒だったので、いろいろな音楽を教えてもらいました。当時は銀杏BOYZとかを教えてもらってからロックにのめり込んで、そこからはいろいろ聴いています。北欧系のちょっと寒い切ない感じも好きです。 クリス:ではビヨークといった感じの? 藤井:そうですね。 クリス:エモアキさんはどうですか? 福島:まさに僕もロックから入りました。日本語の歌が好きだなと思いながらずっと聴いています。あとはバンドでも最初に言葉に耳がいっちゃいます。