与論町に大雨特別警報 降り始めから午前4時までに588ミリ
九州南部・奄美地方は9日、暖かく湿った空気の影響で激しい雨が降り、鹿児島地方気象台は鹿児島県与論町に大雨特別警報を発表した。与論町で同日午前1時3分までの1時間に87.5ミリの雨を観測。降り始めから同日午前4時までの降水量は588.5ミリになった。 与論町によると午前8時現在、床上浸水は15戸、床下浸水は7戸で発生。道路は31カ所で冠水し、土砂崩れによる道路の通行止めも2件ある。人的被害や孤立している集落は確認されていない。町は避難指示などの避難情報は出していないが、公民館や役場に4人が自主避難しているという。 気象台によると、9日の予想雨量は多い所で1時間に50ミリ、10日午前6時までの24時間に300ミリ。10日にかけて局地的に積乱雲が発達し、断続的に雷を伴った雨が続くとみられ、土砂災害や河川の氾濫への警戒を呼びかけている。
南日本新聞 | 鹿児島