【MLB】ドジャースがバーンズのオプションを行使 34歳のベテラン捕手 来季の年俸は350万ドル
日本時間11月3日、ドジャースは34歳のベテラン捕手、オースティン・バーンズの来季オプションを行使したことを発表した。2015年のメジャーデビュー以来、ドジャース一筋10年間のメジャー生活を過ごしているバーンズは300打席以上に出場したシーズンが1度もなく、長年にわたって控え捕手としてチームを支えてきた。投手陣からの信頼も厚く、ドジャースは来季もチームに必要な戦力であると判断し、オプションを行使。バーンズの来季の年俸は350万ドルとなる。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 バーンズは2011年ドラフト9巡目指名でマーリンズに入団したが、2014年オフの大型トレードでアンドリュー・ヒーニー、クリス・ハッチャー、キケ・ヘルナンデスとともにドジャースへ移籍。このとき、交換要員の1人としてドジャースからマーリンズへ移籍したのがミゲル・ロハスである。 2015年5月にメジャーデビューを果たしたバーンズは、2017年に自己最多の102試合、翌2018年にも100試合に出場。しかし、ウィル・スミスの台頭もあって、2019年以降は6年連続で80試合未満の出場にとどまっている。メジャー10年目となった今季は54試合に出場し、打率.264、1本塁打、11打点、3盗塁、OPS.638を記録。打率は10年間のキャリアで2番目にいい数字だった。 ドジャースはドルトン・ラッシング、ディエゴ・カルタヤという2人のプロスペクト捕手を抱えているが、ラッシングは打力を生かすために外野やDHでの出場機会も増えており、カルタヤは今季マイナーで打率.221に終わるなど、伸び悩みが続いている。この2人のいずれかに控え捕手を任せるのは時期尚早であり、また、控え捕手をわざわざ外部から補強するよりも投手陣との信頼関係を築くこともできているバーンズに任せるほうがいいという判断に至ったのだろう。 ドジャースは10年契約を結んでいるスミスが不動の正捕手として君臨しており、来季も正捕手スミス、控え捕手バーンズの体制となりそうだ。