北上に「イシツブテ公園」来春開園 ポケモン、遊具を寄贈【岩手】
人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターをテーマにした「イシツブテ公園inきたかみ」は、2025年4月に北上市立花の展勝地に開園する。県内では久慈市に続き2例目。岩手にちなんだ「いわポケモン」がモチーフの遊具などを配置し、ポケモンの世界を楽しめるスポットとして人気を集めそうだ。 公園は展勝地のSL広場付近の約600平方メートルに整備。「いわて応援ポケモン」に任命されている岩から手が生える見た目の「イシツブテ」などがデザインされた高さ約6メートル、幅約10メートルのクライミング遊具「岩山」をはじめブランコ、シーソーなど遊具6点とベンチや看板などを設置する。 遊具の寄贈式が1日、県庁で行われ、関連事業を手掛けるポケモン(東京)の廣瀬千尋シニアディレクターが公園の完成予想図「イメージパース」を公開し、「東北有数の桜の名所に開園できることを楽しみにしている。ポケモンとの思い出をつくってほしい」とあいさつ。 八重樫浩文北上市長と達増拓也知事にイメージパースが贈呈され、八重樫市長は「自然の魅力とともに、ポケモンの世界観をより一層楽しんでもらえる場所となることを期待している」、達増知事は「桜並木とともに、展勝地公園の人気スポットとして県内外の多くの方々に足を運んでいただけることを期待する」とそれぞれ語った。 県は2019年、同社と観光振興に関する連携協定を締結。同社は22年に道の駅北三陸(久慈市)のイベント広場内にポケモンの遊具を寄贈し、23年4月に県内初のイシツブテ公園がオープンした。