阪神・前川右京選手(時事)

◇プロ野球セ・リーグ 阪神11ー3中日(27日、甲子園球場) 5連敗中だった阪神は27日の中日戦、12安打11得点の猛攻で首位奪還に成功しました。 【画像】中日に勝利し、DeNAから首位奪還に成功した阪神タイガースの選手たち 高卒2年目、猛アピール中の前川右京選手は「3番・ライト」でスタメン出場を果たすと、4打数3安打1打点と打線をけん引する活躍。プロ初の猛打賞を記録しました。 前川選手は3回第2打席、2アウト2塁のチャンスでライト前ヒットを放ち本拠地・甲子園での初打点をマークしました。さらに第3打席はセンター方向への3ベースヒット、第4打席にもヒットを放ちプロ初の3安打猛打賞の活躍を見せました。 試合後、初めてのヒーローインタビューで前川選手は「たくさんの観客の前で野球ができるので幸せです」とコメントし、甲子園のファンから大歓声を受けました。 さらに元高校球児で前川選手の2つ年上の兄・夏輝さんはこの日が誕生日。 前川選手は「今日お兄ちゃんが誕生日だったのでいつも支えてくれるお兄ちゃんにいい1日になったと思います」と最高の誕生日プレゼントを贈りました。 最後は「2年目の前川右京です。いつもご声援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と甲子園のファンに挨拶。 プロ初の猛打賞、甲子園初打点、初のお立ち台と初めてずくめとなった前川選手。打率を「.262」から「.304」へとあげた若虎の今後の活躍に期待がかかります。