久我美子さん死去 誤嚥性肺炎 日本人の死因第6位 年間死者は4万人以上も…高齢化で急増
女優の久我美子（くが・よしこ、本名・小野田美子＝おのだ・はるこ）さんが9日、誤嚥（ごえん）性肺炎のため死去した。93歳。東京都出身。所属事務所が発表した。 所属するワタナベエンターテインメントが久我さんの訃報を伝えた。これまでの感謝を伝え、「通夜及び告別式はすでに執り行いましたことを併せましてご報告申し上げます」とした。 久我さんを襲った誤嚥（ごえん）性肺炎とは、本来気管に入ってはいけない物が気管に入り、そのために生じた肺炎のこと。老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能や咳をする力が低下すると、口腔内の細菌や食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなる。 2020年の厚生労働省の人口動態統計によると、年間死者は4万人以上で、日本人の死亡原因の第6位。高齢人口の増加で、誤嚥性肺炎による死亡者は2030年には13万人にのぼると予測されている。
