「短く握ったほうが飛ぶ」ってほんと? 普段は“長く握る”派のシングルハンディが実際に試してみた
次に指3本短く握って打ちました。これもかなり短く感じるのですが、短い分、たしかに振りやすくは感じますね。 これも思ったよりも飛距離差が出なくて、けっこう飛んでいます。ヘッドスピード42.1m/s、初速58.5m/sとわずかに両方とも落ちましたが、飛距離はキャリー210.3ヤードで総飛距離235.9ヤードと、思ったほど落ちていません。弾道高さもほぼ変わらないし。
最後に指4本分短く握って打ちました。もうこうれはアイアンでもここまで短く持たないよ~ってくらい短いし、ドライバーのヘッドが大きい分だけ、めちゃくちゃ短く感じます。 なんとヘッドスピード42.1m/s、初速58.4m/sと指3本分短く握ったときとほぼ変わらず、飛距離もキャリーが209.4ヤード、総飛距離235.7ヤードとほとんど同じでした。これまた本当にびっくり。弾道は少し低くなりましたね。 いつもの長く握ったショットと、3パターンの短く握ったショットの数値を比べましたが、予想以上に飛距離差がなくて驚きました。しかし、結果的にも、僕の感覚的にも指2本分短く握るくらいがちょうどいい感じかな~と思います。どうしても短く握ると、切り返しのタイミングが早くなったりして、左に引っ張ってしまうこともありました。短く持ったときは、少しクラブが戻ってくるのを待ってやるくらいの感覚がいいと思いました。あとやはりボールに近く立つことと、手元の高さを同じにするということは大事ですね。 実際に短く握ってラウンドするかどうかわかりませんが、そのほうが曲がりも少なくなりそうな感じだし、とりあえず指1本分短く握るくらいから試してみようかと思います。みなさんもぜひ一度試してみてください。
野村タケオ