「短く握ったほうが飛ぶ」ってほんと? 普段は“長く握る”派のシングルハンディが実際に試してみた
記事では、短く持って打つときの注意点が書かれていました。それによると、構えたときに長く持っているときと手元の高さを変えないことが大事ということです。そのためには短く持った分だけボールに近づくことが必要。そうすれば手元の高さは同じでも短く持てるし、アップライトになることで速く振りやすくなるということです。
他にも短く持つことで、クラブが体の正面から外れにくくなるということもあります。短く持つとグリップエンドがおヘソのほうを指す意識が高まるので、振り遅れのミスが無くなるんですね。 そしてもうひとつ、前傾角度が保たれやすいということもあります。短く握ると、少しでも上体が起き上がるとボールに届かなくなるので、自然と前傾角度を保ったままスウィングしやすくなります。
もちろんスウィングがコンパクトになるということもあるので、ミート率が上がりやすくなるということもあります。 短く握って打つコツは分かったので、早速打ってみて、本当に飛ぶのかを検証してみました。記事でも指2本分、3本分、4本分と3パターンの長さで打ち比べていたので、僕もその3パターンで打ってみることにします。
実際に短く持って打ってみると……
まずはいつも通りにグリップエンドギリギリを持ってのショット。 これ、なかなかいいショットが出て、飛距離はキャリーが214ヤードでランも含めた総飛距離が239.8ヤード。ヘッドスピードが42.6m/sでボール初速が59.1m/s。打ち出し角は16度でした。僕的にはけっこう満足な数値が出ちゃったので、短く握ったときにどこまでこの数値に迫れるのか楽しみです。
指2本分短く握って打ってみました。普段長く握っている分、これでも十分短い感じがします。 これはびっくり! ヘッドスピードと初速は長く握ったときよりもほんの少し遅くて42.4m/sと58.8m/sになりましたが、打ち出し角は1度高く、飛距離はキャリーが213.2ヤードでほぼ変わらず、ランも含めた総飛距離は241.9ヤードと伸びました! 指2本分短く握ったほうが2ヤードほど飛距離が伸びたということになります。これは少しスピン量が減ったということも関係ありそう。