センバツ21世紀枠県推薦 利根商に表彰状 「光栄、励みに頑張る」 /群馬
2025年春の第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」に県内から推薦されたみなかみ町の利根商業高校(斉藤宏之校長)に6日、主催する日本高野連と毎日新聞社から表彰状が贈られた。利根商が県推薦校に選ばれるのは初めて。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 県高野連の上原清司会長は、同校で校長を務めた経験に触れ「地域住民の方々は利根沼田からの甲子園出場を願ってきた。厳しい練習を乗り越え、春に大きな成長を見られることを楽しみにしている」と激励した。 表彰状を受け取った野球部の水村孔亮(こうすけ)主将(2年)は「部として甲子園を目標にしていたので本当に光栄。県代表として、まだ胸を張れる実力ではないので、推薦を励みに頑張る」と決意表明。福田治男監督は「野球の技術だけでなく、人間性の向上も含め県代表に恥じないよう精進したい」と語った。 利根商は今秋の県予選で4強入り。近年の好成績に加え、地域の高校と協力して子ども向けの野球教室を開くなど、地域貢献や野球振興に取り組んでいる点が評価された。 21世紀枠のセンバツ出場校は、高校野球の模範的な姿を実践して一定の成績を収めた学校から、来年1月の選考委員会で2校選ばれる。【日向梓】