<モアナと伝説の海2>週末興行収入&動員数1位を獲得 2024年洋画No.1のスタート
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作映画「モアナと伝説の海2」が12月6日より全国公開中。このたび、本作の週末興行収入と動員数ランキングがともに1位を獲得した。 【写真】少し大人に成長したモアナが危険な冒険に出る「モアナと伝説の海2」本ポスター ■全米で映画史上歴代No.1の記録を樹立した映画「モアナと伝説の海2」 本作は、海と特別な絆を持つ少女モアナが傷つき悩みながらも、自分の進むべき道を見つけるため冒険に出る物語を描いた映画「モアナと伝説の海」(ディズニープラスで配信中)の続編。11月27日に全米で公開されると「アナと雪の女王」を大きく超え、全米で映画史上歴代1位の5日間オープニング記録を樹立した。 前作の壮大な冒険から3年、少し大人へと成長したモアナは愛する家族や島の仲間たちと共に幸せに暮らしながら、今はまだ見ぬ海のどこかにいる“仲間”を探していたが、他の島で暮らす人は一向に見つけられていなかった。 そんなある日、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知ったモアナ。美しい海とこの世界に危機が訪れている事を知った彼女は「すべての海をつなぐ1000年にひとりの“導く者”」として、広い海を分断する呪いを解き、再び世界をひとつにするため、生きては帰れないかもしれないほど危険に満ちた海の果てへ向かう冒険に旅立つ。 ■日本のディズニー・アニメーション史上歴代3位のオープニング記録を樹立 公開3日間の動員数は69.7万人、興行収入は9億6400万円(12月5日[木]の先行上映含む)を突破。前作「モアナと伝説の海」のオープニング興行収入7億1640万円を大きく超え、「アナと雪の女王」のオープニング興行収入9億8600万円に迫る歴史的なオープニングを飾った。これは日本でのディズニー・アニメーション史上歴代3位のオープニング記録。さらに、2024年の洋画作品No.1のオープニングという好調のスタートを切り、最終興行収入70億円も視野に入る記録となった。 すでに本作を鑑賞した人々からは、「曲も映像もパワーアップしててめっちゃ楽しめた!」「新しい劇中歌、新たな冒険と仲間との絆など全てが最高すぎて感動!」「悩んでる自分に答えをくれるお話だった」など、楽曲やストーリーへの満足度の高さが伺えるコメントが多数あふれている。 また作家の乙武洋匡は、本作が人々の心に与える影響“モアナチャージ”について、「主人公がなんでもできる万能タイプなら、きっとここまで共感することはできないように思います」と解説。 続けて「できないこともある。くじけることもある。そんな等身大の主人公だからこそ、私たちは『それなら自分も』と勇気をもらえるのではないでしょうか」と、等身大のモアナを描くからこそ共感できることを推察した。 ■尾木直樹「多様な仲間とともにしなやかに逆境を乗り越えていく物語は爽快の一言」 “ママ達の元気と輝きを引き出すコーチング講師”として知られるコミュニケーションマネージャーの山崎洋実は「“道はひとつじゃない!”私の心に響いたこの台詞。人生は色んな決断の連続。出来れば間違いないたくないし、正しい道を進みたい。私たちは失敗を恐れるから。でも、人生で唯一の正しい道などないのだから。やってダメならまた違うやり方を試してみる。モアナが他にもやり方(道)があると立ち向かう姿に勇気をもらう」と作中に込められたメッセージに勇気をもらったことを明かした。 そして、坪田塾の塾長で「ビリギャル」の著者である坪田信貴は「『モアナと伝説の海』や『モアナと伝説の海2』が多くの人を魅了する理由の一つは、主人公モアナが私たちの心の奥底にある“コンフォートゾーン”からの脱却を体現しているからです。心理学的に、私たちは安定した環境や習慣を好みます。その一方で“未知の世界”や“成長への挑戦”に対する渇望も抱えています」と分析。 続けて「モアナは、安心できる故郷にとどまる選択肢を持ちながらも、未知の海へと踏み出す勇気を見せます。その姿は、視聴者に自己の可能性を探る勇気を思い出させ、深い共感を呼び起こします」とモアナの行動が勇気を与えてくれると評した。 さらに教育評論家・法政大学名誉教授で“尾木ママ”の愛称で知られる尾木直樹は「つらいことがあっても心が折れず、自分は乗り越えられるはずだ、と思える力=レジリエンスは、予測不能な未来を生きていく上で必要不可欠であり、モアナの強力な“武器”でもある。成長とともに不安や葛藤を抱えながらも、自ら道を切り拓き、多様な仲間とともにしなやかに逆境を乗り越えていく物語は爽快の一言」と評価。 さらに、「道はひとつじゃない、失敗してもいい。モアナのエールを胸にさぁ『越えてゆこう』!」と多くの子どもたちに見て欲しい映画であることを熱弁した。 ※山崎洋実の「崎」は「たつさき」。 (本文中の興行成績は、すべてbox office mojo調べ。1ドル=149円換算)