【MLB】 前田が4.1回自責0の好リリーフでタイガース6連勝 借金9から急浮上でワイルドカードまで4.5G差
【エンゼルス2-3タイガース】@コメリカ・パーク
日本時間8月29日、タイガースの前田健太が4.1回自責無しの好リリーフでチームの6連勝に貢献した。タイガースはスペンサー・トーケルソンの2ラン本塁打などで3点を奪うと、前田含む4投手の継投でリードを守り抜いた。前田は今季3勝目(6敗)をマークしている。タイガースは急激に調子を上げ、ワイルドカードまで4.5ゲーム差に浮上している。一方のエンゼルスは3失点を喫した先発のグリフィン・キャニングが12敗目(4勝)。連敗は7にまで伸び、4位アスレチックスに4ゲーム差を付けられ西地区最下位に沈んでいる。 タイガースは2回、スペンサー・トーケルソンの7号2ランで先制し、3回にも2番ケリー・カーペンターのタイムリーで3点目を入れる。3回から2番手として登板した前田健太は3回一死1・2塁のピンチを、ピッチャーライナーからのダブルプレーで切り抜けた。続く4回も安打を許しながら無失点、5回は2三振を奪って無失点に抑えたが、6回は二死からエラーでランナーを出し、6番ミッキー・モニアックに9号2ランを被弾した。本塁打を放ったトーケルソンとモニアックは共に元ドラフト全体1位指名選手。両チームにいる元全体1位指名がアベック本塁打を放つのは、ダリン・アースタッド(エンゼルス)とアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)が2003年に達成して以来の珍事だった。 【動画】前田の好フィールディングでダブルプレー成立 前田は6回一死でマウンドを降り、トータルで4.1回2失点(自責無し)5三振の好投。前回登板で自責6と炎上してしまったが、リリーフ転向からは比較的安定した投球が続いている。前田の好リリーフもあって、タイガースはそのまま3対2で逃げ切り。タイガースは今日の勝利で2年ぶりの6連勝を決め、プレーオフ圏内まで4.5ゲーム差としている。7月5日時点では借金9を抱えていたが、直近16試合で13勝の好調っぷりで今や貯金2。現状のスタメンはメジャーでの通算登録年数が3年を超えている選手が1人しかおらず、実に5人がルーキーだ。若きタイガースがここにきてプレーオフ争いを盛り上げるダークホースとして名乗りを上げている。