【プレビュー】それぞれ見据える先は違えど欲しいの勝ち点3のみ。好調な東京Vと首位に立つ神戸が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは11月9日から10日にかけて第36節が開催。10日、味の素スタジアムでは、東京ヴェルディとヴィッセル神戸が激突する。 ●【動画】エルゴラ番記者が注目カードを大予想!!|明治安田J1第36節「鹿島×名古屋」
連勝中と好調を維持する6位の東京Vと首位に立つ神戸が相対する。シーズンも残り3試合。今季の集大成を示す戦いが始まる。 ホームに神戸を迎える東京Vは直近5試合で3勝1分1敗と好調を維持。前節のアルビレックス新潟戦も拮抗した展開となった中、セットプレーの流れから2つの得点を奪って勝ち切りに成功した。第28節から4連勝を記録したように中盤戦以降は、安定して勝ち点を取り続けている東京V。残り3試合は着実に勝利を積み重ねていくことで、順位を一つずつ上げていきたいところだ。神戸が天皇杯を制覇することなどがあれば、4位になってもAFCチャンピオンズリーグ2への出場権が付与される可能性もある。そういう意味では負けられない戦いが続くことになる。 今節は神戸との対戦となる。前回対戦はアウェイでウノゼロ勝利を飾り、勢いをつけることになったカードでもある。ここからすべて勝利で終わるためにも、最初の大きな関門と言っていいだろう。特に注意したいのは相手の前線だ。強力なアタッカー陣を擁するチームに、いかに失点せずに自分たちの攻撃へと繋げていくかがポイントになる。前節はゴールも決めた最終ラインの谷口栄斗のパフォーマンスが鍵を握りそうだ。 一方、神戸はJリーグ連覇を目指して最後の3試合に挑むことになる。前節は残留争いを繰り広げているジュビロ磐田を相手に苦戦を強いられたが、終わってみれば2-0の勝利。サンフレッチェ広島が勝ち点を落としたこともあり、首位に浮上することに成功した。さらにミッドウィークのAFCチャンピオンズリーグエリート第4節・光州戦はメンバーを入れ替えながらの勝利。そちらもリーグで首位に立ち、いい状態で今節に向かうことになる。 ただ、ここで油断は禁物だ。実際、神戸はリーグ戦と天皇杯、そしてACLEと過密日程による連戦が続いている。負傷者の回復が注目される中で、最後までチームの総合力が求められるシーズンであることは間違いない。起用された選手たちがどれだけのパフォーマンスを見せられるかがポイントになってくるはずだ。期待したいのは宮代大聖だ。前節の磐田戦のゴールを含め、加入1年目で10得点を記録。この数字をさらに伸ばすことでチームを勝利に導きたい。 互いに目標がはっきりする中で、負けられない一戦に臨む両者。注目の試合は10日14時キックオフだ。