向き不向きより…森香澄が向いている方向が、もはや「前」なのだ【今週グサッときた名言珍言】
【今週グサッときた名言珍言】 「嫌われてる理由を役のせいにしたい」 (森香澄/フジテレビ系「酒のツマミになる話」11月29日放送) 【写真】元テレ東・森香澄がフライデーの表紙に登場!フリーで大成功の秘訣は“美谷間”のホクロにあった ◇ ◇ ◇ 2023年にテレビ東京のアナウンサーから独立し、フリーになった森香澄(29)。以降、バラエティー番組に限らず、さまざまなジャンルに活動の幅を広げ大活躍。いまや「令和のあざと女王」などと称され、「森香澄の全部嘘テレビ」(テレビ朝日系)といった冠番組まで持つようになった。 そんな彼女が一番やりたい仕事は「お芝居」だという。どんな役がやりたいのかを聞かれると「悪女役」と答えた。その理由を語った一言が今週の言葉だ。 それを聞いて共演者の一同が「あー」と納得の声をあげ、千鳥・大悟が「嫌われてはいるんだ?」と笑わせた。 森香澄がテレビ東京を退社したのは27歳の頃。入局4年の早さだったが、本人的には「挑戦するなら失敗もできる若いほうがいい! 遅いくらいかもしれない」(光文社「CLASSY.ONLINE」24年6月21日)と思い、誰にも相談せずに決断したという。 独立当初から、森は芝居をやってみたいと公言していた。そもそも彼女は子供の頃からドラマが好きだった。最初にハマったのは小学生の頃に見た「花より男子」(TBS系)。「ドラマを見て泣いたり笑ったりする時間が自分にとっては大切で、ストレス発散になったりもしているので、どんなに忙しくてもドラマを見る時間は作る」ようにしているという彼女は、放送されている「ほぼ全作品。毎シーズンほとんど」を見ているという(マイナビ「マイナビニュース」23年11月26日)。 そんな彼女にドラマ出演の機会が訪れたのは、予想以上に早かった。独立した年の8月に「ギフテッド」(フジテレビ系)に司会者役で出演すると、10~12月期の連ドラ「たとえあなたを忘れても」(テレビ朝日系)にプロのピアニスト役でレギュラー出演。3歳の頃からピアノを習い、プロも目指すほどだったという技術が生かされた。今年に入ると「オトナの授業」(TOKYO MX)などで主演も経験した。 さまざまなジャンルの仕事をすることで、もちろんネガティブな意見を目にすることもある。けれど、もともとポジティブな性格。「これは向いていないんじゃないか」と思い悩むことはあまりない。「向き不向きより前向き」がモットーだという(ネットネイティブ「モデルプレス」24年6月7日)。 いまは得意の歌やダンスを生かして、ミュージカルにも挑戦したいとも語っている。彼女は常に前を向いている。いや、森香澄が向いている方向が、もはや「前」なのだ。 (てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)