日曜は九州で警報級の大雨か 関東も局地的に激しい雨 道路の冠水に注意 海の日も雨
次第に梅雨前線は不明瞭に
三連休、残りの14日(日)と15日(月)海の日も梅雨前線の影響で広く雨が降りそうです。九州を中心に梅雨末期の大雨に警戒が必要です。来週後半は梅雨前線は不明瞭になりながら北日本付近まで北上するでしょう。晴れ間のでる西日本などで梅雨明けの可能性があります。
冠水道路は危険 車での走行は避けて
大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。 浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。 車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。
日本気象協会 本社 吉田 友海