コインパとimmaが渋谷&原宿をジャック! ドロップイベントの全貌をレポート
imma:コインパさんと出会ったのは3年ほど前のことです。私がディーゼル アート ギャラリーで“imma天”という展示をやった後、次のアーティストが彼だったので、その時に初めて会いました。そこから頻繁にコミュニケーションをとるようになり、考え方や今の時代にしかできない新しい楽しみ方などをたくさん話し合ったのですが、びっくりするほど考えていることが似ていて、とても刺激を受けました。長い間、今回のようなことをやろうと話していたんですが、実際にプロジェクトとして動き出したのは半年前くらいです。本当は昨年中に実施予定だったのですが、お互いそれぞれのプロジェクトに追われていたため、区切りよく2024の初動プロジェクトにしようということになりました。
WWD:実際にイベントを終えての感想は?
コインパ:テーマを知らなくてもたくさんの人が楽しんでくれたのが良かったと思います。
imma:私はいつもバーチャル活動が多いので、久しぶりのリアルでの活動となり、多くの人が声をかけてくれてうれしかったです。このイベントを初動として、今年はチャレンジの年にしようと決めました。私自身いろいろなことを準備しているのですが、あまり内面的な部分を発信していなかったことに気づいたので、今後は自分の考えや想い、そして目指す未来ややりたいことをもっと露出していこうと思います。もっとみんなと議論したいし、何かを与えることができる存在になりたいです!
WWD:ラストドロップで配布したスエットパンツのデザインには、どのような意味を込めた?
コインパ:女性が通勤中に感じていることや、彼女達の心を守ることをテーマに制作しました。
imma:裏テーマとして、ある意味が込められています。というのも、やはり何かモノをつくるには意味や意図を込めたいと思っていました。日本の90年代ファッションを探っている時に、スカートの下にスエットパンツを履いている女子高生のファッションを見ました。すごくかわいいなと思った一方で、痴漢や盗撮の悩みや、校則の厳しさから生まれたファッションだというのを知って、とても興味が湧いたんです。ちょうどその頃、会社のスタッフさんも同じ悩みなどを抱えていた時期で、日本特有のこの問題に疑問を感じて、そのものをコンセプトにしたいって思いました。なので、お尻にプリントされた“白井さん”の手は何かから守ろうとしている手で、手のひらがこちら側を向いているんです。
現在、「アストラル ボディ」公式サイトでは、本コラボレーションアイテムを発売中。一部の商品はすでに完売している。