ディオール、ベルルッティ……普段使いできる“プレミアム”なTシャツ&デニム傑作選
豪華で高価。それは単なる側面であり、ラグジュアリーの本質にあらず。 これからの生活に、気持ちに、しかと寄り添う。普段使いしたい傑作をここで。 ▶︎すべての写真を見る
「ディオール」のバックプリントTシャツ
肉厚なコットンボディ。その背面に描かれたスズランは、“ムッシュ”クリスチャン・ディオールが生涯好み、親しんだもの。 幼少期から自然を尊び、植物図鑑とともに育った彼は、ショーの舞台裏ではお守り代わりのスズランをジャケットのボタンホールに挿していたという。 フランスにおいて“幸運の象徴”としても知られるその花を、ブランド名とデビューイヤー“1947”のレタリングとともに。純粋を意味する花言葉同様、曇りなき愛を宿して。
「ベルルッティ」のシルク混デニム
代名詞のヴェネチアレザーを筆頭に、上質なマテリアルにこだわるベルルッティ。来る秋に向けたラインナップでは、シルクコットンを使った美しいデニムが目を引く。 厳選された素材の相棒を担うのは、日本が誇る職人技だ。フランスきっての名門から“世界最高峰”のお墨付きを得たDOVA社によるセルビッジデニムが、ワークウェアをさらなる高みへと押し上げる。 シルエットはオーセンティックなストレート。末長い付き合いを約束してくれる。
「ビズビム」のガーメントダイTシャツ
見て、着て、気分が上がるTシャツは、何枚持っていても次が欲しくなるもの。それこそ、季節を問わずデイリーに触れるアイテムだから。 であれば今季、ビズビムの自信作をワードローブに加えてほしい。リラックス感上々のビッグシルエットで、約5オンスの天竺生地は自然なムラ感とドライタッチを特徴とする。 そこにガーメントダイを施すことで色みにもムラが生まれ、唯一無二の表情を纏った。用途に合わせた“色ち買い”や“サイズち買い”も要検討。 清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク 増山直樹=文
OCEANS編集部