ソトに仰天オファーしたレイズの大冒険に地元紙「ない!」と一刀両断 〝夢物語〟より「来季の球場を」
MLBのFA市場最大の目玉とされるファン・ソト外野手(26=ヤンキースからFA)にオファーを出したレイズが、米国でにわかに注目を集めている。 今季、打率2割8分8厘、41本塁打、109打点をマークしたソトはドジャース・大谷翔平投手(30)の7億ドル(約1015億円)前後の契約を要求をしてくると言われているが、レイズは今季の総年俸額が米メディアによれば8879万ドル(約137億円)で、全30球団中28位の〝金欠球団〟。分不相応の大バクチにも思われ、 米メディアは「今オフ最大のサプライズ」「ソトに意外すぎる新たな求婚者」「まさかのレイズ」と次々と報じるなど衝撃が走っている。 ただ、そんなレイズの現実的な勝算となると…各メディアとも冷ややかだ。「年俸28位のMLBチームがスーパースターを熱烈に追いかける」と報じた「プロバイブル」は「レイズの今シーズン終了時の現役の年俸総額はわずか3680万ドル(約56億円)だった。タンパベイはソトを獲得するためには現役選手の年俸総額を2倍以上にする必要がある。そんなことは起こりそうにない。昨シーズンのレイズとヤンキース間の争いの後、ソトはタンパベイに向かうという考えに憤慨するかもしれない」と伝えた。 地元メディアも同様の反応で「タンパベイ・タイムズ」は「この若き強打者は7億ドル前後の契約を期待しているという。ソトはレイズの予算範囲外であることは間違いないが、奇跡が起こることに期待したい!」としながら「レイズはこの世代を代表するアスリートと契約するチャンスはほぼない」と断言した。 レイズは10月のハリケーン「ミルトン」で本拠地のドーム球場、トロピカーナ・フィールドの屋根が吹き飛ばされた問題にも直面。来年3月の開幕戦まで修復は難しく、2028年には新球場オープンを控えており、このまま改修工事を進めるか、いっそのこと修理を放棄してその間は他球場を借りるという議論が交わされている最中だ。 「スポーツノート」は「残念ながらレイズにとって急務なのは、2025年シーズンの開幕時にプレーする場を見つけることだ」と目の前の難題に取り組むよう進言。そんな予想を覆す超番狂わせは起こるのか。
東スポWEB