近年不利? M-1準優勝・バッテリィズが「大トリ」を選んだ思い「まくったら…」
■ 「僕のなかでは大阪を背負っていた」(エース)
12月22日に放送された、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ)で、準優勝となったバッテリィズ(エース・寺家)。翌23日におこなわれた凱旋ライブの後、囲み取材に応じた。 【写真】翌日に大阪凱旋ライブ、観客の反応に驚く2人 放送前の順位予想では10組中10位と、全国的には無名とも近いコンビが大健闘の2位。一躍話題の人となった。エースは「残念でしかないですけど、大分楽しかったです」と振りかえり、ファーストラウンドの採点発表の際、飛び上がりながら喜んだことに関しては「おもろい人たちにあんな点数つけてもらって・・・ただの人間になりますよ!」と言い、寺家は「ただでさえ周りよりも人間やのにな」と笑顔でツッコんだ。 今回の反響については「見てくれたら楽しませられる自信はあったんで、そんなに驚いてはないですね。僕のなかでは大阪を背負ってました」(エース)、「自分たちがおもしろいと思ってたことを、M-1で証明できたと思いました。10番人気でしたけど(笑)、自信だけはありました」(寺家)。 爪痕を残しましたね、との問いには「大分ひっかきましたね!」と笑顔のエース。寺家は「ヤーレンズさんに(2位が)明日からだんだん悔しくなってくるで、って言われたんですけど・・・。今は昨日の861点が、自分のこだわった漫才に点がついたことがうれしすぎて」と、こちらも笑顔を見せる。
■ 「これはもう最後にいかなダサいなって」(寺家)
ここ数年、最終決戦での3番手は優勝を逃していることもあったが、2人は迷わず「大トリ」を選んだ。寺家は「(ファーストラウンド)1位でいったら3番でやって負けても主人公やろ、と。2本目いったら最後(大トリ)は選ばんつもりやってっていう人も多かったんですけど、これはもう最後にいかなダサいなって」、エースは「僕は一択でしたね。とりあえず最後に漫才をして、トリをとりたい。令和ロマンがウケるのも分かってたんですけど、それをもう一回まくったら完全勝利でしょ」と明かした。 2位という結果については、「令和ロマンがすごすぎたおかげで、あんまり悔しくないです。はっきり負けさせてくれた」(エース)と明かし、もう前を向いていた。寺家は「今回でちゃんと獲れるんや、ってなったんで。来年にむけてちょっと考えないとですね」と意気込む。 周りからの声がうれしいと明かし、Xのフォロワーも一夜で6倍以上に。仕事も急増で、明日も早朝から東京に向かうという。エースは「・・・(これから)厳しい戦いになりそうです!」と、後輩で敗者復活に出場した例えば炎のツカミで返し、気合いを入れていた。